リハビリブログ 腰痛 【脊柱管狭窄症】②
こんにちは、麦島内科クリニックリハビリ室です。
前回は腰痛を引き起こす疾患の一つとして『腰部脊柱管狭窄症』の概要をお伝えいたしました!(前回のBlogはこちら)
今回は、脊柱管狭窄症に対する当院でのリハビリ内容の一部をご説明いたします。
一口に脊柱管狭窄症と言っても、その原因は様々です。
『椎間板ヘルニア』や以前取り上げた『圧迫骨折』(Blogはこちら)など腰部の傷病はもちろん、首や背部の異常(姿勢の悪さ等)が影響していることもあります。
そのため、厳密に言えばそれぞれの病態に合わせてリハビリ内容も異なりますが、“腰部において神経の通り道が狭くなっている”ということは共通しています。
したがって、神経の通り道を正しい状態に戻す、すなわち背骨全体を正しい状態に戻すということが課題の一つとなります!
リハビリの一環として、腰椎ひとつひとつの位置を改善するために、当院で指導している運動を2つご紹介いたします。
(以前ご紹介した腰椎回旋運動も効果的です!Blogはこちら)
①ヒップリフト(仰向けで膝を立てお尻を持ち上げる運動)
お尻の筋肉を鍛え、背骨や股関節の動きを出すことが目的です。
手や腕の力は使わず、膝から胸までが一直線になると理想的です!
②ドローイン(仰向けで腰の下に入れた手を腹圧で押しつぶす運動)
感覚を掴むのが難しいかもしれませんが、腰痛の方でも低リスクで行える腹筋運動です。
お尻や上半身を浮かせずに腹圧で手を押しつぶしましょう!
当院では、このような運動指導を軸に、脊柱管狭窄症の患者様へのリハビリを行っております。
気になる症状がおありの方や、過去に診断されたものの改善方法にお悩みの方など是非一度お気軽にご相談ください。
それでは小暑の候、熱中症や脱水症状にはくれぐれもお気を付けくださいませ!