・急に抑えきれない強い尿意があり、我慢が困難(尿意切迫感)

・日中や夜間の排尿回数が多い(日中頻尿、夜間頻尿)

・尿意切迫感と同時、又は直後に自分の意志と関係なく、尿が漏れてしまう(切迫性尿失禁)

上記の3つは、「過活動膀胱」の特徴的な症状です。

原因としては、脳と膀胱(尿道)を結ぶ神経のトラブルで起こるものと、神経以外の原因で起こるものがあります。

神経のトラブルが原因のものでは、脳血管障害(脳卒中、脳梗塞)、パーキンソン病などの脳の障害、脊髄の障害による後遺症(脊髄損傷、多発性硬化症など)により、脳と膀胱の筋肉を結ぶ神経の回路に障害がおこり、過活動膀胱の症状が出ます。

神経のトラブル以外の原因としては、男性では前立腺肥大症が関連したもの、女性では骨盤底筋のトラブルが考えられます。

そこで今回は、特に女性の骨盤底筋について触れていきたいと思います。

膀胱、子宮、尿道などを支えている骨盤底筋ですが、加齢や出産により弱くなったり傷んだりすることがあります。

骨盤底筋が弱くなってしまうと尿道を締める力が弱まり、結果として尿漏れの原因となることがあります。

しかし、骨盤底筋は収縮や弛緩を自分でコントロールできる筋肉なので、緩んだ骨盤底筋をトレーニングして尿漏れを改善することもできます。

『もしかしたら過活動膀胱かも』と思われた方はこちらをチェックしてみてください。簡単に行える過活動膀胱のチェックシートです。

骨盤底筋

『参照:https://ameblo.jp/kiyop0821/entry-11986271526.html

 

当院のリハビリ室では、過活動膀胱の患者様への運動指導を行っております。

骨盤底筋のトレーニング方法は、本やテレビやネットで簡単に手に入りますが、実際に行ってみて、やり方など不安に感じる事はなかったでしょうか。

骨盤底筋のトレーニングは、弱くなっている体幹深部の筋肉と一緒に鍛えるとより効果的です。ですが、やはり日々継続的に刺激を与える必要があり、機能回復には根気が必要です。

当院のリハビリ室が、皆様の健やかな生活のお力添えになれましたら幸いです。

トレーニングやご相談は女性スタッフが対応致します。是非一度お越しください。

 

詳しい過活動膀胱の原因や症状、排尿メカニズムはこちらへ。

トレーニング方法などを知りたい方は、こちらへ。

麦島内科クリニック