インフルエンザ感染症および胃腸炎、当院の罹患状況
1/28現在、毎日数人のインフルエンザ感染症の方が来院しております。
現時点ではB型は検出しておらず、全てA型インフルエンザです。
当院では、発症時期に応じて二種類のインフルエンザ検査を実施し、必要に応じて細菌感染症の検査(溶連菌、肺炎球菌等)も実施しております。
インフルエンザが陽性の方の症状は、いつもの風邪ではみられない、高熱、悪寒、関節痛(腰痛の方もおります)そして強い倦怠感を訴えます。
咽頭痛、咳、鼻水もありますが軽度の方もおり注意が必要です。
また、昨年秋からワクチンを接種された方は、低いと37度くらいの微熱でも陽性の方もおり、普通の風邪と思って登校、出社し、感染が広がる可能性があります。
当院の印象では、昨年よりインフルエンザの方が多く、今がピークと思われます。肺炎まで合併している方はおりませんが、感染後体力の低下が著しく要注意です。
一回の内服でかなりの効果がある薬もあり処方しておりますが、嘔気のある方は吸入もお勧めしております。漢方薬の併用も効果があります。一回の検査で陰性でも翌日陽性になる方もおり、経過観察が大切です。
尚、診断された場合、発熱翌日から5日間は自宅安静が必要で、かつ最後の二日間は平熱が条件です。お大事にしてください。
また、当院では最近軽度の嘔気、下痢、腹痛、発熱の方も増えてきました。ノロウイルス感染症も流行シーズンでもあり要注意です。血液検査で白血球が上昇する細菌感染症の方も多くみられます。
今後も手洗いが大切です。