認知症かどうかの検査を行い、認知症の場合はどのタイプの認知症かを診断して治療を開始します。
認知症は治らない病気と思われていますが、必ずしもそうではありません。実は治る認知症もあります。甲状腺機能低下症、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症などは、外科手術を行ったり、ホルモンやビタミンを補ったりすることで治すことができます。
一方で、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳卒中後に起こりやすい脳血管性認知症は、完治が難しいとされています。しかし、治療で進行を遅らせることが可能です。
認知症は恐ろしい病気ではありません。生活習慣病を治すことで症状が改善することもあり、あせらずにゆっくり治療することが大切です。
当院では、自宅での過ごし方をお伝えしたり、介護保険やデイサービスなどの相談に応じたりしています。認知症が気になったら早めに一度ご受診ください。