頭痛外来

頭痛外来について

頭痛治療に画期的な薬が登場

頭痛治療に画期的な薬が登場

頭痛でお悩みの方は多く、鎮痛剤でその場しのぎを繰り返しているケースもよく耳にします。しかし、頭痛を甘く見てはいけません。片頭痛なのか、それとも脳の疾患が隠れているのか、検査しなければわからないこともあります。
片頭痛であっても、学校や仕事を休むほどつらいのであれば治療が必要です。鎮痛剤の常用も危険です。腎臓や肝臓に負担をかけ、思わぬ別の病気にも繋がりかねません。
受診をためらう方のなかには、過去に診察を受けたけれど改善しなかったという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、現在は大きな成果をもたらす新薬(CGRP関連抗体薬)が誕生しています。あきらめずにどうぞ一度ご相談ください。

頭痛外来ご受診の目安

がまんを繰り返して、大切な時間を失っていませんか? ためらわずに一度ご受診ください。

頭痛外来ご受診の目安

・鎮痛剤を月に10回以上服用している
・一度も受診したことはないが片頭痛だと思っている
・過去に片頭痛の診断を受けたが治療の必要はないといわれた
・たびたび頭痛があり不安だ

頭痛の種類

片頭痛

脈動するようにズキンズキンと激しい痛みが頭の片側や両側で起こります。時に嘔気を伴い、生活に支障を及ぼすほどの痛みになることもあります。女性の場合、生理に関連することもあり、罹患率は男性の4倍ともいわれます。また、雨、台風等の低気圧の時に発症する方もおります。

片頭痛は20代から40代にかけて多くみられます。十分な問診を実施し、必要に応じてCT検査を行います。病状に応じて予防薬を開始し、発作時の内服薬を処方いたします。効果がない方は注射薬(抗CGRP抗体薬、月一回)も検討いたします。

緊張型頭痛

緊張型頭痛はよくあるタイプの頭痛で、成人の約20~40%が抱えているともいわれます。夕方から夜にかけて痛む場合が多く、女性に多い傾向があります。デスクワークなど、長時間にわたって首や肩に負担がかかることでも発症します。リハビリ室にて筋肉の硬さを測定し、物療機器、徒手療法での治療もいたします。

群発頭痛

緊張型や片頭痛と比べると罹患者数は少ないタイプの頭痛です。しかし発症すると、数週間から数カ月にわたって片方の目から前頭部、側頭部にかけて強い痛みが起こります。発作を起こすと痛みを抑えるのが難しく難治性の頭痛の一つです。

そのほかにも、高血圧や甲状腺疾患、更年期障害、不眠症、睡眠時無呼吸症候群などでも頭痛は起こります。自己診断はリスクが伴うため、頭痛があれば一度検査されることをおすすめします。

頭痛外来で行う問診・検査

1問診

頭のどこが、どのように痛むのか、詳しくお聞かせください。

2筋硬度チェック

筋硬度計で肩の弾力を計り、頭痛の原因を探る参考にします。

3検査

◎自律神経機能検査、ストレス検査(脈波検査)
◎CT撮影(16列マルチスライスCT検査)
◎頸動脈エコー(生活習慣病の方で脳梗塞等のリスクを確認します)
◎めまい検査(グラビコーダ)、など

必要に応じた検査を行い、それでも診断がつかない場合は近隣の病院でMRI検査やSPECTなどを行います。

4治療

診断後、治療薬や予防薬での治療がスタートします。
片頭痛の方で治療薬や予防薬でも効果が認められない場合は、新しい注射治療薬(抗CGRP抗体薬)での治療を検討します。

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