呼吸器内科では、のど、気管、気管支、肺など、呼吸に関連して発生する病気の診断と治療を行います。咳が止まらない、痰が出る、息切れがするなどの症状があれば、呼吸器内科を受診してください。
さまざまな原因で咳は起こりますが、長く続いている、タバコを吸っている場合は注意が必要です。異常を感じたら、早めの受診をおすすめします。
これまで肺気腫や慢性気管支炎と呼ばれてきた病気の総称です。タバコを長年吸い続けることで有害物質が肺に炎症を引き起こし、呼吸しづらい状態になります。
最初のうちは自覚症状がほとんどありません。しかし、放置しているとゆっくり進行し続け、肺炎や肺癌のリスクを高めます。一般的に、タバコを吸い始めて20年くらいが過ぎると、COPDの危険領域に入るとされています。
小児期に喘息がなかった方でも、成人になってから、特に中年以降に発症することがあります。小児の場合はアレルギーが関係していますが、成人の場合はアレルゲンが見つからないことも多く、完治が難しいともいわれます。
ポイントは発作を起こさないようにすること。適切な治療と自己管理で、生活の質を落とすことなく日常を過ごすことができます。
加齢などによって飲み込む力が弱くなると、食べた物や飲料、唾液などが気管に入ってしまうことがあります。これを誤嚥といい、誤嚥したものと一緒に細菌が肺に入ってしまうと、炎症を起こします。これが誤嚥性肺炎です。
肺炎の原因となる細菌は、肺炎球菌や口の中にいる歯周病の原因菌など。高齢になるほど肺炎の死亡率が上がるため、早めの対策が重要です。
喫煙にかかわらず、女性にもみられる疾患です。健診のレントゲンで見つかることも多く、いずれにせよ早期発見が予後を左右します。長引く咳、痰、胸痛、体重減少の方は、呼吸器専門外来にご予約してお越しください。同日胸部CT検査にて診断も可能です。肺癌と診断された方は当院連携の一般病院、大学病院にご紹介します。ご希望の病院にもご紹介できます。
当院の呼吸器内科は予約制です。必要に応じて迅速にレントゲンやCT検査、肺機能検査を行い、診断します。 健康診断で異常が見つかった場合の精密検査にも対応しています。受診したその日のうちに検査結果がわかるため、早期発見、早期治療が可能になります。