お昼の感染外来の変更点に関して
現在、当院では通常診療のないお昼の時間帯に、風邪症状のある方に対し、屋外で新型コロナウイルス感染症や季節性インフルエンザの検査・診療を行っております。
しかし、当院における新型コロナウイルス感染症の陽性率は低下傾向であり、反対にマイコプラズマ肺炎やインフルエンザの患者様が増加する可能性が高まっております。
当院かかりつけの患者様にご不便をおかけしないためにも、現在の感染外来における検査・診療方法を以下のとおり変更することにいたしました。
1.新型コロナ抗原検査の実施は必要に応じて行います
今まで、感染外来は、ほぼ全員にコロナ抗原検査をおすすめしておりました。
今後は、webやお電話での事前問診にてご希望をうかがい、医師の判断のもと抗原検査の必要性を検討し、患者様にもご了承いただくというかたちを取らせていただきます。
2.検査希望がなくても症状のある方は感染外来にて診療・処方を行います
検査を行わない場合、新型コロナ感染症やインフルエンザなどの確定診断は下せません。
したがって、専用のお薬の処方はできませんが、一般的な風邪として解熱剤や咳止めなどを処方いたします。
3.条件に当てはまり、かつ医師が必要と判断した場合は院内でレントゲンやCT撮影を行います
以下の条件どちらかに当てはまり、かつ医師が必要と判断した場合は院内で画像検査を行います。
①症状固定から5日以上経過している方⇒抗原検査なしで撮影可能
②5日以内に新しい症状が出た方⇒新型コロナ抗原検査が陰性であれば撮影可能
肺炎などは画像所見が確定診断に有用ですが、院内での撮影となるため、症状が固定している(熱は下がったが咳が続くetc.)方か、新型コロナ抗原検査陰性の方に限らせていただきます。
あくまで参考ではありますが、流行しているマイコプラズマ肺炎に関しては、
現在マイコプラズマの抗原検査キットの流通が滞っておりますが、抗原検査の感度が低く、陰性であってもマイコプラズマ肺炎を完全には否定できない状況です。
そのため、確定診断にはレントゲンやCTの撮影、採血をおすすめいたします。
感染症の流行に関する動向は刻々と変化いたしますが、当院ではしばらく、このような方針で感染外来を進めていきたいと思います。
ご理解、ご協力のほど何卒よろしくお願い申しげます。