Month: July 2023

  • あなたの膵臓弱っていませんか?

    [ 膵臓はどこにある? ] 膵臓は胃の後ろ側(背中側)のからだの奥まったところにあります。長さは15~20cm、重さは80~120gと小さな臓器で、頭の部分が十二指腸にくっついています。 [ 膵臓の役割は? ] 膵臓は小さな臓器ですが、人が生きていくうえでなくてはならない、「食物の消化」と「血糖のコントロール」というとても重要な役割を担っている臓器です。   [ 膵疾患チェック ] 下記に項目で当てはまるものがないか、自己チェックしてみましょう。  □ お酒を飲んだ後、しばらくたってから背中が痛くなる。  □ 脂っこいものを食べた後、しばらく経ってからお腹や背中が痛くなる。  □ 消化不良の症状がなかなか良くならない  □ 食事をきちんと摂っているのに痩せてきている  □ 糖尿病のコントロールが悪化してきている  □ 便の状態がおかしい(下痢・軟便・白っぽい・悪臭を伴う) □糖尿病のコントロールが急に悪くなってきている   当てはまるものがある場合は、膵臓が弱っている可能性があります。 また、膵臓癌が隠れている場合もあります。少しでも気になる症状があれば早めにご相談ください。 当院では血液検査の他、腹部エコー、CTを実施しておりますが、小さな腫瘍はMRIが必要です。 症状があれば健康保険で、また全く症状がない場合膵臓ドックもお勧めします。 当院が連携しているAIC八重洲クリニックで膵臓ドックを実施しております ご希望の方はまず、当院にご相談ください。 AIC八重洲クリニック https://www.m-satellite.jp/suizou_hp/index.html

  • 不眠に悩んでいる方へ

    不眠は誰でも経験しますが、自然に改善して再び眠れるようになることが大部分です。ただし、いったん慢性不眠症に陥ると適切な治療を受けないと回復しにくいといわれています。 当院でも不眠症状に対する治療を行っております。   下記に上げる項目で気になっている不眠の症状はありませんか? (過去1か月間で、週3回以上経験したものはありますか?) □ 寝つきが悪い(布団に入って横になってから眠るまでの時間が長い) □ 夜中に目が覚めて困ることがある □ 予定より早く目が覚め、それ以降、眠れないことがある □ 総睡眠時間が少ない □ 全体的な睡眠の質に満足していない □ 日中の気分が滅入ったりする □ 日中の活動(身体的及び精神的)が低下している □ 日中に眠気がある困っている   治療をご希望の方は、当院水曜日以外の脳神経内科を受診してください。予約は不要です。 現代では不眠症は国民病です。一般成人の30〜40%が何らかの不眠症状を有しており、その原因はストレス、精神疾患、神経疾患、アルコール、薬剤の副作用など多岐にわたり、睡眠時無呼吸症候群等の特殊な疾患が原因になっている場合もあります。   不眠症は特殊な病気ではありません。 多くの人が不眠に悩んでいます。 ひとりで抱え込まずに、一度ご相談ください。 (当院では問診やストレス検査を実施し診断を実施し、内服薬や漢方処方も行っております、また、隠れた不眠の原因である睡眠時無呼吸の検査治療も脳神経内科医、循環器専門医、呼吸器内科医が実施しております)

  • 夏場に発熱外来へお越しの際は暑さ対策をお願いします

    当院の発熱・感染症外来は、院内感染のリスクを下げるため、通常診療のないお昼の時間に屋外で行っております。 できうる限り日陰をご用意し、速やかな診療を心がけておりますが、夏場の屋外は熱中症に陥る危険性が高いため、下記をご留意いただいたうえでの暑さ対策をよろしくお願いいたします。(車でお越しの方は車内にて検査、待機ができます) 【発熱外来 注意点】 検査結果に支障が出る可能性があるため、以下のことは予約時間30分前までにお済ましください。 ・水やお茶含む飲食 ・歯磨き ・うがい ・鼻うがい 【暑さ対策の例】 ・検査“後”の水分摂取 ※検査が終わるまでは飲食はお控えください (スポーツドリンクなど電解質を含むものがおすすめ) ・ネッククーラー、冷えピタ ・ハンディファン(濡れタオルやミストとの併用がおすすめ) ・日傘 また、蚊などの虫も活発になる季節ですので苦手な方は虫対策もおすすめいたします。 ご不便・ご面倒をおかけして申し訳ございませんが、発熱外来にお越しの際は、患者様各位での暑さ対策を何卒よろしくお願い申し上げます。

  • 練馬区・板橋区・社保の健康診査は完全予約制です

    当院では、対象となる方の練馬区・板橋区・社保健診を承っておりますが、全て完全予約制でございます。 必ずお手元に用紙が届いてから、事前にご予約をお願いいたします。 ご予約なしでご来院いただいた場合、原則として当日の健診は行えませんのでご了承くださいませ。 ご予約はこちらのオンライン予約フォームよりお願いいたします。 直接窓口にお越しいただいてのご予約も承っております。 ご理解ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。 ※お電話でもご予約いただけますが、大変混みあうため、オンライン・窓口でのご予約をおすすめいたします

  • その症状、低亜鉛血症かもしれません

    ●亜鉛とは 亜鉛は体内で作ることができない「必須微量ミネラル」で成人の体内に約2~4g含まれます。成人ではそのほとんどは筋と骨中に含まれますが、皮膚、肝臓、膵臓、前立腺などの多くの臓器に存在し、さまざまな酵素の構成要素となっています。高齢者から子供まで、食の細い方や偏食の方にみられます) ●亜鉛のはたらき 亜鉛は以下のように、あらゆる器官や組織で多様な働きをします。 【精神】イライラや抑うつ症状の低減 【口】味覚を維持し唾液の分泌を整える 【骨格】骨格の発育 【皮膚】コラーゲン合成などの皮膚代謝にかかわる 【免疫】免疫を維持し強化する 【生殖】生殖機能の維持・改善 【肝臓】窒素・アンモニア代謝に関連 【代謝】インスリン合成、膵臓のインスリン放出、糖代謝に必要 【酵素】体内の300種類以上の酵素、サイトカイン、ホルモンなどの活性化する ●日本人の亜鉛の平均摂取量 日本人の亜鉛の推奨量・適正摂取量は、『男性:10mg/日、女性:8mg/日、妊婦:10mg/日、授乳婦:11mg/日(日本人の食事摂取基準2015年版)』とされています。 しかし、2019年の国民・栄養調査報告によると、日本人の亜鉛の平均摂取量は『男性)20歳以上:9.2mg/日、75歳以上8.5mg/日、女性)20歳以上:7.7mg/日、75歳以上:7.5mg/日、妊婦:8.0mg/日、授乳婦:8.2mg/日』と、どの分類でも推奨量を満たしておりません。 ●高齢者の血清亜鉛濃度 血清に含まれる亜鉛の濃度に関して、60µg/dL未満を「亜鉛欠乏」、60~80μg/dL を「潜在的亜鉛欠乏」と定め、若年者と高齢者を比較した実験では、高齢者の約96%が潜在的・顕在的低亜鉛欠症であるという結果を示したものもあります。 ●高齢者における低亜鉛血症の主な原因 〇食事摂取量不足 〇消化吸収機能の低下 〇亜鉛欠乏を合併しやすい疾患の罹患している  *糖尿病 *腎不全、血液透析 *肝疾患 など 〇薬剤使用(副作用で低亜鉛血症になる可能性あり) ●低亜鉛血症の方の主な症状 〇元気がなく活気が低下している 〇口内炎ができやすい 〇貧血 〇身長の伸びが悪い(子供の場合) 〇傷が治りにくい 〇味がわからない 〇食欲がない 〇皮膚炎がなかなか治らない 〇脱毛 ●低亜鉛血症が及ぼす影響の例 〇塩の味覚異常により、食塩摂取量増加する 〇味覚の異常→食欲低下→栄養障害・骨格筋量の減少し体力が低下し転びやすくなる 〇テストステロン低下・IGF-1低下→栄養障害・骨格筋量の減少 ●亜鉛を多く含む食品の例[亜鉛含有量 mg/100];カロリーに気を付けながら摂取をお勧めします 【魚介】〇牡蠣[13.2mg]  〇たらこ[3.1mg]      〇ホタテ貝(生)[2.7mg]  〇うなぎ[1.4mg] 【肉・卵類】〇豚レバー[6.9mg]  〇牛・肩ロース(赤肉、生)[5.6mg]       〇鶏レバー[3.3mg]  〇卵黄[4.2mg※1個:0.7mg] 【豆類・木の実】〇カシューナッツ(フライ)[5.4mg]         〇アーモンド(フライ)[4.4mg]         〇納豆(糸引き)[1.9mg※1パック:0.8mg]         〇豆腐(木綿)[0.6mg※1丁:1.8mg] 【乳製品】〇プロセスチーズ[3.2mg] 【穀類】〇精白米[0.6mg※茶碗一杯:0.9mg]  〇そば(ゆで)[0.4mg]     〇食パン[0.8mg※6枚切り1枚:0.5mg] -兒玉 浩子ほか:日本臨床栄養学会雑誌2019;40(2):120-167.より改変- ●亜鉛不足に対する当院での取り組み 〇血液検査による血清亜鉛濃度の測定 〇栄養指導 〇亜鉛製剤の処方 当院では自覚症状が気になる方に積極的に検査、治療を実施しております。 水曜日以外、毎日検査を実施しており予約は不要です。 お気軽にご相談ください。

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