手掌多汗症の診断、治療開始いたしました
水曜日以外の脳神経内科の麦島真理医師が手掌多汗症の治療を開始いたしました。
掌(てのひら)に、よく汗をかく方で、次のようなお悩みをお持ちの方がいらっしゃるかと思います。
・ スマホが使いにくい
・ いつも手が冷たい
・ 紙がふにゃふにゃになる
・ ハイタッチや握手が苦手
そのような方のための掌に直接塗布する治療薬『アポハイド®ローション20%』の処方が、当院でも可能になりました。
【接種対象者】
頭部・顔面、手掌、足底、腋窩に温熱や精神的負荷、またそれらによらずに大量の発汗がおこり、日常生活に支障をきたしている方。
局所的に過剰な発汗が明らかな原因がないまま6か月以上認められ、
下記診断基準6症状のうち2項目以上あてはまる場合を多汗症と診断します。
①発症が25歳以下である。
②左右対称性に発汗がみられる。
③睡眠中は発汗が止まっている。
④一週間に1回以上の多汗のエピソードがある。
⑤それらにより日常生活に支障をきたす。
【使い方】
・1日1回就寝前に、掌に塗るお薬です。
・塗ったあとは、起床後まで手を洗わないでください。
・子供の手や目の届かないところに、保管袋に入れて保管してください。
①お薬を塗る前に、掌の水分などをよく拭いてください。
②掌にお薬を適量出してください。(1回分の目安は5プッシュです。)
③左右の掌に均等に塗り広げます。※掌以外の部位には使用しないでください。
④お薬を塗ったまま、就寝します。※お薬が乾くまで寝具などに触れないようにしてください。
⑤起床後は、手を流水でよく洗ってください。
体質だと諦めていた方も、症状を和らげる治療法を、一緒に考えていきましょう。
水曜日以外の受付時間内であれば、予約なしでいつでも受診いただけます。
ぜひ、お気軽にご相談くださいませ。
▷手掌多汗症に関して詳しくはこちらのWebサイトをご参照ください