チャンピックスによる禁煙外来再開しました
安全性が確認されたうえ、経済的にも医学的にもメリットがあるので、この機会に再度禁煙へのチャレンジをお勧めいたします。
●より厳しい国際基準で再評価しても健康への影響は極めて低い
●製造方法・品質管理を全面的に見直し、国内でも安全性を確認
●日本の規格変更(一変申請)が承認され、2025年10月30日より通常出荷が再開
したがって、当院でもチャンピックスは安全性が確認された「有効な禁煙治療薬」として再び処方できるようになりました。
チャンピックスとニコチネルパッチの違い
チャンピックス出荷停止時に活躍していた禁煙治療には「貼り薬(ニコチネルパッチ)」があります。
当院でもチャンピックスが処方できない期間、ニコチネルパッチを処方しておりました。
「飲み薬(チャンピックス)」と比較しながら、それぞれの特徴を簡潔に整理すると以下の通りです。
≪ チャンピックス(飲み薬)≫
●ニコチンは含まれない
●脳のニコチン受容体に作用し、吸いたい気持ちを抑え、吸っても満足しにくくする
●医療現場で成功率が高い治療として長く第一選択
●治療期間:12週間
≪ ニコチネルパッチ(貼り薬)≫
●ニコチンを皮膚から補充する置換療法
●離脱症状を軽減
●かぶれ・かゆみなど皮膚トラブルが出る人も
●治療期間:約8週間
チャンピックスがパッチを上回るポイント
特に以下の 4 点でチャンピックスは優れた効果を示しやすいとされています。
●離脱症状と「吸っても満足できない」両面に作用
●ニコチンを体内に入れない治療
●皮膚トラブルが起きない
●禁煙成功率が高く、医療機関で標準治療として選ばれやすい
停止期間中、「本当は飲み薬で挑戦したかったがパッチを選んだ方」や「チャンピックスで成功したが再喫煙した方」も多くいます。
今回の流通再開は、最適な再スタートの機会です。
チャンピックスでやり直す場合の注意点
≪ 禁煙外来を保険で再度受診するための条件≫
●TDS(ニコチン依存症テスト)5点以上 ※下の画像参照
●今すぐ禁煙するという意思がある
●前回の禁煙治療の「初回診察日」から1年以上経過している
以前の処方薬が、パッチ(貼り薬)でもチャンピックス(飲み薬)でも、前回の禁煙外来の初診から1年以上経っていれば、再び保険で治療が可能です。
![]() |
チャンピックス服用のしかた
チャンピックスは飲み始めの1週間に徐々に服薬量を増やし、服用後から禁煙を開始します。
初回診察から2、4、8、12週後に再度診察を行い禁煙状況や症状等を確認していきます。

※出展:ファイザー株式会社「チャンピックス 服薬指導箋」https://www.pfizerpro.jp/medicine/champix
いまこそ、禁煙を成功させる絶好のタイミングです
チャンピックスが復活し、禁煙外来の選択肢が本来の形に戻りました。
「パッチでうまくいかなかった」
「チャンピックスで成功したが再喫煙した」
「今回こそ本気でやめたい」
そのような方は、是非一度当院にてご相談ください。
| 【禁煙外来】 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
午前 (受付8:45-11:30) | 内科 [真理医師] | 内科 [真理医師] | 内科 [清純医師] | 内科 [真理医師] | 内科/呼吸器(要予約) [真理医師/松本医師] | 内科 [真理医師] |
午後 (受付14:45-18:00) | 内科 [真理医師] | 内科 [真理医師] | 内科 [清純医師] | 内科 [真理医師] | 内科 [真理医師] | 休診 |


