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  • 骨粗しょう症の注射薬「プラリア」をはじめました

    骨粗しょう症の治療には食事や運動療法による生活習慣の改善する方法がありますが、それでも進行を止められない場合には、お薬による治療があります。 骨粗しょう症のお薬には、 ☆骨をこわす働きを抑えるお薬 ☆骨の形成をサポートするお薬 ☆骨吸収と骨形成をバランスよく調整するお薬 等がありますが、 「プラリア」は、骨をこわす働きを抑える注射薬です。 画像引用:”http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/guide/ph/430574_3999435G1023_1_00G.pdf”   骨粗しょう症ってどんな病気? 骨粗しょう症は、年齢とともに骨がスカスカになり骨折しやすくなる病気です。 特に高齢の女性で、閉経後にホルモンのバランスが変化して、骨粗しょう症になりやすくなりますので要注意です 骨粗しょう症を放っておくとどうなるの? 骨折が連鎖しそのまま寝たきりになることがありますので、注意が必要です。 骨粗しょう症の骨は、新陳代謝のバランスが崩れています。 ●健康な骨 骨は絶えず古い骨から新しい骨に生まれ変わる「新陳代謝」をしていて古い骨をこわす破骨細胞と新しい骨をつくる骨芽細胞がバランスが取れた状態にあります。 ●骨粗しょう症の骨 破骨細胞が、骨芽細胞より働かされ、骨がこわされ過ぎている状態です。 「プラリア」は、骨をこわす細胞(破骨細胞)の働きを抑え骨を増やします。 プラリアが「ランクル」をブロックして破骨細胞の働きを抑えることで、こわされる骨と新しく作られる骨のバランスが保たれます。 プラリアは、6ヵ月に1回の注射で骨を増やすことができるお薬です。 当院ではまず骨密度を測定し、血液検査で骨破壊が進んでいるか、骨生成が低下しているかを調べてから患者様にあった治療を相談の上実施しております。また、骨粗しょう症健診も実施しておりますのでお気軽にご相談ください。(水曜日以外、毎日、骨粗しょう症の検査治療を実施しております。予約は不要です)

  • 麻疹(はしか)ワクチン接種について

    当院では予約制にて麻疹(はしか)ワクチンの接種を実施しております。 価格は以下の通りです。  〇麻疹ワクチン        5,000円+税=5,500円  〇MR(麻疹風疹混合)ワクチン   10,000円+税=11,000円  〇麻疹抗体検査           5,000円+税=5,500円   麻疹は感染力が強く空気感染もするため手洗い、マスクのみでの予防はできません。 最も有効な予防法は、ワクチン接種です。 これまで麻疹に罹患したことがない方やワクチンを2回接種したことがない方は、感染するリスクがあります。 成人してから罹患すると重症化することが懸念されるため、特に医療・教育関係者や海外渡航を計画している方等は、ご自身の麻疹罹患歴、予防接種歴について今一度ご確認することをお勧めいたします。 ワクチンを接種する際は、必ずしも抗体検査をするは必要はありません。 詳しくは当院のナースにご相談ください。  

  • 新型コロナウイルスの後遺症について

    新型コロナウイルスの後遺症は、コロナウイルスに罹患した全ての方に起こる可能性があります。 後遺症かなと思ったら、無理な活動は避け、後遺症外来を実施している医療機関に相談してください。(当院では水曜日以外の毎日、麦島真理医師が実施しております、予約は不要です) 症状は時間の経過とともに改善する傾向があり、治療が有効なケースもあります。   【新型コロナウイルス感染症の「後遺症」に関するQ&A】 Q.後遺症とは? 新型コロナウイルスに罹患した人で、少なくとも2か月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないもの Q.後遺症が発症する割合は? 診断から2か月で72.5%、診断から6か月で54%の方が何らかの症状を訴えているとの報告もあります。 Q.後遺症の症状はどのくらい継続するの? いずれの症状に関しても経時的に有症状者の頻度が低下する傾向が認められています。 Q.年齢、基礎疾患の有無、コロナ罹患時の重症度で起こりやすさは変わるの? 年齢、基礎疾患の有無やコロナ罹患時の重症度に関わらず、相談が寄せられています。 Q.どんな症状がみられるの? 倦怠感や咳、嗅覚・味覚障害等、症状は様々で、複数の症状を訴えることも多くあります。   例えば、下記のような症状もあります。 〇強い倦怠感 〇ブレインフォグ(Brain fog) 記憶障害、知的明晰さの欠如、集中力不足、精神的疲労、頭がボーっとする。 〇咳 コロナ罹患時から咳の症状が継続(長い場合は数か月)する事例があります。 また、デルタ株以前に比べて、オミクロン株による感染と疑われる方からの訴えが多い傾向にあります。 後遺症が疑われる場合は無理な活動は避けて、医療機関等にご相談ください。 ***以上、東京都福祉保健局「新型コロナウイルス感染症 後遺症リーフレット」より***

  • 新しい片頭痛治療薬について

    当院でも、注射による片頭痛治療薬の投与を開始いたしました。 今月は、近年注目されている片頭痛治療 注射薬「エムガルティ」についてご説明いたします。 当院でも、「エムガルティ」を使用した治療が可能です。   これまで片頭痛治療薬のみでコントロールが難しかった片頭痛発作を抑えるために作られた、新しい治療薬です。 「エムガルティ」特に慢性片頭痛に効果があると言われています。 片頭痛は、脳内に「CGRP」という物質が増え、脳の血管に作用して起こると言われています。 近年開発された「エムガルティ」は、この「CGRP」のはたらきをおさえ、片頭痛発作が起こるのを抑えると考えられております。 画像引用;エムガルティとともに進める片頭痛治療.「エムガルティの働きと効果」https://www.emgality-patient.jp/effect,(2023-05-26)   ●使用方法 「エムガルティ」は初回2本投与し、一気に血中濃度をあげてより即効性と持続性を有します。 注射の間隔は1か月毎で投与し、慣れてくれば自宅にてご自身で投与する在宅注射も可能です。 画像引用;エムガルティとともに進める片頭痛治療.「エムガルティの投与方法」https://www.emgality-patient.jp/method,(2023-05-26)   ●期待できる効果 ・片頭痛予防薬を服用の有無にかかわらず、片頭痛の日数が減少します。 ・片頭痛日数が初回投与1週目から減少します。 ・急性期治療薬(痛みが起きた時に飲むお薬)を使う日数が減ります。 ●主な副作用 「エムガルティ」でよくみられる副作用は、注射部位反応です。 注したところに痛み、発赤、かゆみや腫れなどが生じる反応ですが、ほとんどの場合注射した日に出現し、数日以内に消失します。 極めて稀なふくさようとして、重篤な過敏症がおこることがあります。息苦しさ、動悸、寒気や発熱、蕁麻疹等の症状があらわれた場合には救急要請していただくか、次の受診日を待たずにご連絡ください。 ●価格(薬剤負担額) 「エムガルティ」は保険適応のお薬です。保険3割負担で初回投与時(2本)約27000円、2か月目以降(1本)約13500円/月です。 ※別途、通常の診療費、処置料などが加算されます。 ※令和5年6月以降、価格が変更されます。保険3割負担で初回投与時(2本)約26000円、2か月目以降(1本)約13000円/月です。 ご加入の健康保険組合や共済組合によっては、「付加給付制度」を設けている場合があります。これは、1か月の自己負担金額の上限を超えた医療費がご加入の組合から支給される制度です。 これらの制度につきましては、加入されている健康保険組合や共済組合にお問い合わせください。 ●中止の目安 3か月毎に効果を見直し、効果がなければ中止します。 効果があったとしても、片頭痛を予防するお薬ですので、中止はご自身の判断で構いません。中止しても、再開すればすぐに効果を取り戻せすことが期待できるお薬です。

  • 5月8日以降の新型コロナ感染症、および当院の発熱、感染症外来について

    ( 新型コロナ感染症の方 ) 5/8以降、新型コロナ患者様の外出自粛は推奨されますが、個人の判断となります ただし、発症翌日から5日間は外出を控えることが望ましく、5日目に症状が継続していた場合、熱、痰、咽頭痛などの症状が軽快して24時間程度経過するまでは外出を控えることが推奨されます。 10日間が経過するまではウイルス排出の可能性があります。 ですので、不織糸マスクを着用したり、特に高齢者に関してはハイリスクの接触を控えるのが望ましいです。 10日を過ぎても咳等継続していた場合は咳エチケットを心がけてください。 ( 新型コロナ検査が陽性で無症状の方 ) 検査採取日を発症日(0日)として5日間経過するまで外出を控えることが望ましいです。 ( 家族の方が新型コロナ感染症の方 ) 可能であれば部屋を分け、感染されたご家族の看病はできるだけ限られた方が行うなど注意してください。その上で外出する場合はコロナ感染した方の発症日を0日とし、特に5日間はご自身の体調に注意してください。7日までは発症する可能性があります。 ( 濃厚接触者の方へ ) 一般に保健所から濃厚接触者として特定されることはなく、外出自粛は求められておりません。   ***以上、厚生労働省のホームページより*** ( 当院の発熱・感染症外来について ) 日常生活ではウィズ・コロナですが、クリニック内はゼロ・コロナ体制をしばらく維持いたします。実際、当院では5月に入ってからも新型コロナウイルス陽性の方もおります。以上より発熱・感染外来は従来通り、予約にて院外で実施いたします。 1週間以内に発症した発熱、咽頭痛、倦怠感、頭痛、咳の症状の方は、当院ホームページからオンラインで予約をしていただくかお電話で予約して下さい。 問診、診察で新型コロナ、インフルエンザ検査が必要な場合は医師から説明の上、実施いたします。

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