新型コロナ関連

  • 屋外で行う発熱・感染外来についての注意点

      現在も新型コロナウイルス感染症は流行中で、ほぼ毎日陽性の患者さんが来院しております。(多いと受診者の半数以上が新型コロナ感染症です) 当院では、高齢で体力の低下している慢性疾患の患者様が多く、通常診療と分けたお昼の感染外来(屋外)にて、発熱・風邪症状の患者様の診察を行っております。 発熱や咽頭痛、咳・嘔吐などの風邪症状のある方は、お手数ですが、ご予約のうえ、お昼の感染外来にお越しください。   また、感染対策上、感染外来の患者様は原則、院内にご案内することができず、屋外での対応となります。 受付・検査・処置・お会計など全て屋外(屋根付き)で行いますので、以下の点にご注意ください。   ①天候への対策をお願いいたします 猛暑日や風雨・積雪などの荒天であっても、申し訳ありませんが屋外での対応となります。 体調不良のなかお手数おかけいたしますが、各自での対策(夏はハンディファン、アイスリング、冬は使い捨てカイロ、水分補給)、等も万全にお願いいたします。   ②お時間ちょうどにご来院ください 指定の時間より早めにいらっしゃると屋外での待ち時間が長くなります。 発熱や体調不良での待ち時間はお辛いと思います。 当院も速やかな検査を心掛けておりますが、できるだけお時間ちょうどにお越しくださいますようお願いいたします。 また、到着後は当院までお電話でお知らせくださいますようお願いいたします。   ③お車でのご来院もおすすめです 駐車場にて車内から感染外来を受診いただけますので、お車でのご来院もおすすめいたします。 検査・処置・医師の診断説明後、お車で待機していいただいてかまいません。 お車の場合も、到着されましたらすぐに当院までお電話ください。 駐車場はクリニック前に7台分確保しております。 他、3台分はやや離れますので目の前の駐車場をご利用ください。   ④ご自宅で実施いただいた検査結果でも診断いたします 検査結果をご持参いただきますと処方の参考になりますので、ご自宅で検査をされた方は、忘れずにお持ちください。 ただし、ご自宅での検査もタイミングや状況によって正確な結果を得られない場合がございます。 必要と判断した場合には、当院での再検査をおすすめすることがございますので、予めご了承ください。 2025年9月現在は、流行中の新型コロナを中心に検査をしておりますが、冬季はインフルエンザについても行います。   ⑤血液検査・CT検査が必要となった場合は所要時間が長くなることをご了承ください 抗原検査が陰性でも、高熱や咽頭痛等、細菌感染症が疑われる場合、迅速に血液検査も院外で実施しております。 そのような検査も含めますと、屋外での待機時間が長くなりますので予めご了承ください。 また、抗原検査が陰性かつ肺炎が疑われる方は、そのまま院内での胸部レントゲンやCT検査を実施する場合がございます。 その場合も所要時間が長くなりますので、終了時間には余裕をもってお越しくださいますようお願いいたします。 お連れ様とお越しの際は、検査・処置後であれば、ご家族が残って、患者様は先にご自宅に帰っていただいても構いません。       基礎疾患のある方にも安心してご利用いただくため、また、発熱や嘔吐など風邪症状で消耗している方をできるだけお待たせしないためにも、当院では当面の間、通常診療時間外・院外での感染外来を継続する方針でございます。   ご面倒をおかけいたしますが、ご理解・ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。   ※風邪症状のある方が通常診療時間にいらした場合は、感染外来へのご予約を案内させていただきます ※風邪の治療のための来院ではなくても、風邪症状のある方は院内へのご案内はできかねますので、予めご了承ください   発熱・感染外来に関して、詳しくは下記BLOGをご参照ください。 ▶『発熱・風邪症状の方はお昼の感染外来へ』  

  • 最近流行の新型コロナウイルス変異株(通称:ニンバス)について

      最近、新型コロナウイルスの感染者が増えてきていますが、カミソリを飲み込んだような強烈なのどの痛みを特徴とするCOVID-19の変異株「通称:ニンバス」が流行しています。 オミクロン系統の複数の変異株の組み換えによるハイブリッド株のようですが、 症状は軽く、気づかず周囲にうつしてしまうおそれもあります。 「ニンバス」は非公式の愛称であり、正式名称は「NB.1.8.1株」です。WHOでは、「監視下の変異株」に分類されています。   【特徴】 ♦強いのどの痛み:発熱や関節痛など従来の症状に付随して、カミソリを飲み込んだような強烈なのどの痛みを訴える方が多いようです。 ♦感染力が強い:従来株に比べ強い感染力を持ち、すでにアジア・北米・欧州を中心に2025年の夏に流行しているとの報告があります。 ♦重症化・致死リスクは従来と同程度 ♦ワクチン・抗ウイルス薬・従来の感染対策(手洗い・うがい・マスク・密集の回避など)は有効   まだまだ研究段階の新しい変異株であるため、確定的な情報は多くありませんが、「感染力が強い」という点だけでも、注意すべき株といえます。 重症化に関しても、いまのところリスクが高いという報告はされていませんが、持病のある方などは特に感染予防を意識しましょう。 「のどの痛み」を訴える方が多いという特徴もありますが、反対に「のどの痛みがない=新型コロナに感染していない」というわけではありませんので、風邪症状がある場合は、念のための検査をお勧めいたします。   【当院の感染対策に関して】 当院では、現在も一般・専門外来やリハビリと発熱・感染外来を分けて実施しております。 日常的な対策(換気や消毒)も継続しているため、感染者の対応をしていても医師や職員に伝播した事例はありません。 かかりつけとして通院中の方は、安心してご来院ください。   【風邪症状が出た場合は】 のどの痛み・発熱をはじめとする風邪症状が表れた方は、一般内科ではなく、必ずお昼の発熱・感染外来をご予約ください。 屋外での対応にはなりますが、新型コロナの検査(株の特定は不可)はもちろん、特効薬を含めた各種お薬の処方も迅速に行っております。 風邪治療のためのご来院でなくとも、風邪症状のある方は、申し訳ありませんが、院内へご案内することができません 。 せっかくご来院いただいても院外より発熱・感染外来のご予約を促すという対応をせざるをえませんので、事前WEB予約へのご協力をお願いいたします。 当てはまる症状やご予約方法など詳しくは、下記をご参照ください。   ▶『発熱・風邪症状の方はお昼の感染外来へ』 ※発熱・感染外来ご予約後、お時間に合わせてご来院されましたら、必ず院外から、到着した旨を03-3550-2256までお電話くださいますようお願いいたします

  • 発熱・風邪症状の方はお昼の感染外来へ

      感染外来に関して 現在も当院では、通常診療と分けたお昼の感染外来(屋外)にて、発熱・風邪症状の患者様の診察を行っております。 下の「該当する症状」のある方は、お手数ですが、ご予約のうえ、お昼の感染外来にお越しください。   申し訳ありませんが、感染対策上、感染外来の患者様は原則、院内にご案内することができず、屋外での対応となります。 ご不便をおかけいたしますが、以下の点に関してご協力をお願いいたします。   ①天候への対策をお願いいたします  猛暑日や風雨・積雪などの荒天であっても、申し訳ありませんが屋外での対応となります。   体調不良のなかお手数おかけいたしますが、各自での対策を万全にお願いいたします。   ②お時間ちょうどにご来院ください  指定の時間より早めにいらっしゃると屋外での待ち時間が長くなります。  できるだけお時間ちょうどにお越しくださいますようお願いいたします。   ③お車でのご来院もおすすめです  お車の方は、駐車場よりお車内で感染外来を受診いただけますので、  お車でのご来院もおすすめいたします。   ④ご自宅で実施いただいた検査結果でも診断いたします  検査結果をご持参いただいた場合には処方の参考にいたします。  ご自宅で検査をされた方は、忘れずにお持ちください。  ただし、ご自宅での検査もタイミングや状況によって  正確な結果を得られない場合がございます。  必要と判断した場合には、当院での再検査をおすすめいたします。   ⑤血液検査・CT検査が必要となった場合は所要時間が長くなります  抗原検査が陰性でも細菌感染症や肺炎が疑われる場合、  血液検査やCT検査をおすすめすることがございます。  そのような検査も含めますと、     屋外での待機時間が長くなりますので予めご了承ください。  お連れ様とお越しの際は、検査・処置後であれば、代表者を残して、  患者様などは先にご自宅に帰っていただいても構いません。   ※風邪症状のある方が通常診療時間にいらした場合は、感染外来へのご予約を案内させていただきます ※風邪の治療のための来院でなくても、院内へのご案内はできかねますので、予めご了承ください   ▷ご予約はこちらから ※発熱・感染外来ご予約後、お時間に合わせてご来院されましたら、必ず院外から、到着した旨を03-3550-2256までお電話くださいますようお願いいたします     該当する症状 ♦発熱(37.0度以上) ♦咳 ♦咽頭痛 ♦悪寒 ♦関節痛 ♦24時間以内の嘔吐・下痢 等   ※上記症状が出始めた当日を0日目とし、6日目以降かつ解熱後2日間経過している場合は、通常診療時間に対応可能です(嘔吐の症状が残る場合は、念のため感染外来をご利用ください) ※一度治まった症状が再燃した場合はその日を発症当日(0日目)として計算させていただきます   例 発症後5日間は感染外来へ   発症当日 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 発症2日目に解熱 発熱 (感染外来) 発熱 (感染外来) 解熱 (感染外来) 解熱後 1日目 (感染外来) 解熱後 2日目 (感染外来) 発症後 5日以内 (感染外来) 嘔吐なければ 通常診療へ 嘔吐なければ 通常診療へ 発症4日目に解熱 発熱 (感染外来) 発熱 (感染外来) 発熱 (感染外来) 発熱 (感染外来) 解熱 (感染外来) 解熱後 1日目 (感染外来) 解熱後 2日目 (感染外来) 嘔吐なければ 通常診療へ       検査に関して ♦新型コロナウイルス抗原検査は必要に応じて行います ♦検査希望はなく、感染外来での診療・お薬処方のみをご希望の方はご相談ください ♦抗原検査の結果が陰性だったなど、新型コロナやインフルエンザウイルスへの感染が考えられにくい方で、医師が必要と判断した場合は、院内でレントゲンやCT撮影を行います   […]

  • 新型コロナのワクチン接種を希望される方へ

    新型コロナワクチンの定期接種の期間外や対象者の要件に当たらない方で、接種をご希望の方は『任意接種』として接種を受けることができます。 費用は、全額自己負担となります。   ※令和6年度の新型コロナワクチンの定期接種は令和7年3月31日をもって終了ております。 令和7年度の定期接種の内容については、決定次第お知らせいたします。各自治体秋ごろ、内容の発表を予定しております。 【ご予約】 窓口もしくは、お電話にてご予約ください。 【費用】 税込15,000円

  • インフルエンザワクチン入荷のお知らせ

    一時欠品していたインフルエンザワクチンが8名分入荷いたしました。 (令和7年1月15日(水)16時現在) 練馬区の高齢者・小児などの助成期間は令和7年1月31日(金)まででございます。 ご予約不要ですので、ご希望の方はお早めにお越しください。 1月31日(金)までは安定的に接種できるよう在庫を確保してまいりますが、 万が一欠品になることがありましたら、ご覧のHP・公式LINE等でお知らせいたします。 ご確認よろしくお願いいたします。 ▷インフルエンザワクチンの助成に関して詳しい記事はこちら     新型コロナウイルスワクチンに関しては、在庫が十分にございますので、 下記当院受付時間内であれば、いつでもご予約なしで接種いただけます。 午前 08:45~11:30(月~土) 午後 14:45~18:00(月~金) こちらの練馬区の助成は、令和7年3月31日まででございます。 ▷新型コロナワクチンの助成に関して詳しい記事はこちら  

  • 新型コロナ感染症、インフルエンザ感染症の特効薬の価格

      現在インフルエンザA型が大流行しており、新型コロナ感染症の方もおります。 特効薬を内服することで罹病期間の短縮、および後遺症の予防の効果がありますが、内服薬が高価でよく価格を質問されますので以下ご報告いたします(以下の金額は3割負担の方のお薬のみの価格で、薬局さんでの調剤料、管理料は別途かかりますのでご了承ください)。   【 新型コロナ感染症の治療薬 】 ① ゾコーバ:15000円  ② ラゲブリオ:30000円 ③ パキロビット:30000円   ※新型コロナ治療薬の自己負担額に関する詳細は下記blogをご参照ください。 ▶『新型コロナ治療薬の自己負担について』   【 インフルエンザの治療薬 】 当院では内服薬を主に処方しております。 ゾフルーザ:1回、2錠 1460円、体重80kg以上の方は、4錠、2920円   (注意)このblogは2025年1月現在の情報を基に作成しています。薬価の改定などによりご覧になる時期によっては実際の価格と異なる場合がございますのでご注意ください。  

  • インフルエンザ、新型コロナワクチンについてのお知らせ

    当院では、予約不要で上記ワクチンを実施しておりますが、 2024年12月27日現在、 残りインフルエンザワクチン6人分、 新型コロナワクチン10人分となりました。 場合によっては来院されても接種ができない可能性があります。 年内にワクチン接種を希望の方はご確認のうえ来院してください。 ※年内の最終診療日は明日12月28日(土)午前の部でございます   ワクチンがなくなり次第、またLINE等ご報告いたします。 年始は2025年1月6日(月)より再度接種開始いたします。 (今季の季節性ワクチンの当院における接種が完全に終了したときにはまたご報告いたします)

  • 新型コロナウイルス(COVID-19)罹患後症状と今後の課題

      COVID‐19(新型コロナウイルス)の発生から4年以上経ち、世界中で多くの知見が集積され、感染対策や診断・治療・予防法が確立されつつあります。 そのような中、新たな課題としてCOVID-19に罹患した患者の一部に、さまざまな「罹患後症状」(いわゆる“後遺症”)を認めることがわかってきました。 罹患後症状は特に医療を要さない軽度の症状から、就学・就労に影響をあたえる症状までさまざまです。 COVID-19急性症状の強さや性別、基礎疾患など、罹患後症状の発現リスク因子について国内外で報告1),2)されていますが、必ずしも重症化リスク因子と一致しておらず、いずれの年齢、重症度の患者でも発症しうると考えられています3)。 そのため、若い人や基礎疾患のない人でも、重症化リスクが低いにもかかわらず、罹患後症状を呈する可能性があります。 罹患後症状の発生機序の1つとして持続的なウイルス感染が挙げられていることから3)、急性期の抗ウイルス治療薬4),5),6)が罹患後症状の発症抑制に寄与する可能性があると考えられます7)~10)。 〈長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 呼吸器内科学分野(第二内科) 教授  迎  寛 先生のコメントより〉 1)Subramanian A., et al. :Nat Med., 2022, 28, 1706  2)Morioka S., et al. :Public Health, 2023, 216, 39 3)Davis HE., et al. :Nat Rev Microbiol., 2023, 21, 133  4)Mukae H., et al. :Antimicrob Agents Chemother., 2022, 66(10), e0069722 5)Mukae H., et al. :Clin Infect Dis., 2023, 76(8), 1403  6)Li G., et al. :Nat Rev Drug Discov., 2023, 22, 449 7)Mazzitelli M., et al. :J Med Virol., 2023, 95(3), e28660  8)Xie Y., et al :BMJ, 2023, 381, e074572 9)Xie Y., et al :JAMA Intern Med., 2023, e230743  10)迎 寛ほか :Precision Medicine, 2023, 6(4), 291   【罹患後症状の発症メカニズム(仮説)】 罹患後症状の原因やメカニズムに関しては未だ不明な点が多く、さまざまな仮説が報告されています。 組織への持続的なウイルス感染、免疫調節不全、腸内細菌叢への影響、自己免疫、微細血管での血液凝固と血管内皮細胞の機能障害、脳幹や迷走神経のシグナル伝達の機能障害など、複数の原因が絡み合って発症すると考えられています。     【罹患後症状】 COVID-19罹患後症状は、「COVID-19罹患後に、感染性は消失したにもかかわらず、他に明らかな原因がなく、急性期から持続する症状や、あるいは経過の途中から新たに、または再び生じて持続する症状全般」とされていますが、未だ不明な点が多くあります。 罹患後症状は、検査異常として出てこないこともあり、また、さまざまな症状があるため、治療法が確立されていません。   […]

  • 新型コロナ、インフルエンザワクチン 早めの接種をおすすめします

    当院では現在、新型コロナ、インフルエンザウイルス感染症のワクチン接種を予約なしで行っております。   お昼に実施している感染外来においても、冬の足音が迫るにつれ、 だんだんと新型コロナ陽性の患者様が増えつつあるように思えます。   体温が下がると免疫細胞の働きが弱まります。 また、忘年会など年末年始にかけて皆さま会食の機会なども増えるかと思われます。 寒さや忙しさが本格化する前に早めのワクチン接種をおすすめします。   予約制ではありませんので、来院されましたら受付にお声掛けください。 ※公費の予診票をお持ちの方は、事前に記入してお持ちください ※可能な方は接種日に体温の記入もお願いいたします ※当院の新型コロナワクチンは現在、ファイザー製を導入しております   インフルエンザワクチンとの同時接種も可能です。 (注)今までワクチンで重度発熱や後遺症が出た方は医師・看護師にご相談ください   価格は以下の通りでございます。 【新型コロナワクチン】  定期助成接種:  2,500円(税込み)  自費接種:    15,000円(税込み) 【インフルエンザワクチン】  高齢者助成接種: 2,500円(税込み)  小児助成接種:1回 1,500円(税込み)※当院では3歳以上(母子手帳持参)  自費接種:    3,500円(税込み) ※生活保護および中国残留邦人等支援給付受給中の方の、接種費用は無料   各ワクチンの自治体による助成に関しては下記のblog・自治体のHPをご参照ください   【当院Blog】高齢者新型コロナ定期予防接種について 【当院Blog】令和6年度インフルエンザワクチン 助成について   【練馬区公式HP】令和6年度新型コロナワクチンの定期接種について 【練馬区公式HP】高齢者等を対象とした季節性インフルエンザ予防接種費用の一部助成について(令和6年度実施分) 【練馬区公式HP】小児インフルエンザ任意予防接種費用の一部助成について(令和6年度)  

  • COVID-19後遺症について

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかった後、後遺症に悩んでいる方は少なくありません。ほとんどの方は時間経過とともに症状が改善しますが、いまだ不明な点も多く、長引く症状(罹患後症状,いわゆる後遺症)で悩まされている方も見られます。 症状が改善せず続く場合には、かかりつけ医や地域の医療機関に相談しましょう。   ◇COVID-19罹患後の症状の定義  新型コロナウイルス感染症(COVID-19)後の後遺症(Long COVID)とは、COVID-19の感染後に、少なくとも2か月以上持続し、ほかの疾患による症状として説明がつかないことを言います。 COVID-19の急性期から回復した後に新たに出現する症状と、急性期から持続する症状があります。また、症状の程度は変動し、症状消失後に再度出現することもあります。   ◇代表的な罹患後症状  ・疲労感・倦怠感  ・関節痛  ・筋肉痛  ・咳  ・喀痰   ・息切れ  ・胸痛  ・脱毛  ・記憶障害  ・集中力低下   ・頭痛  ・抑うつ  ・嗅覚障害  ・味覚障害  ・動悸   ・下痢  ・腹痛  ・睡眠障害  ・筋力低下   ◇罹患後症状の頻度・持続期間  診断12か月後でも罹患者全体の30%程度に1つ以上の罹患後症状が認められています。いずれの症状でも経時的に有症状者の頻度が低下する傾向を認めました。また、診断後12か月時点では、若年者に感覚過敏、脱毛、頭痛、集中力低下、味覚障害、嗅覚障害が多く、中年者と高齢者では、咳、痰、関節痛、眼科症状が多く認められています。   ◇早くから症状にあった漢方で治療を COVID-19後遺症の関連症状に用いられる漢方薬 関連症状 左記の症状に対して当院がよく用いる漢方 倦怠感・食欲不振 補中益気湯、人参養栄湯、六君子湯 不眠 加味帰脾湯、抑肝散加陳皮半夏、柴胡桂枝乾姜湯 気分の落ち込み(不安・抑うつ)・喉のつまり 加味帰脾湯、半夏厚朴湯、柴胡加竜骨牡蛎湯 頭痛 呉茱萸湯、釣藤散 咳・痰 麦門冬湯、竹筎温胆湯、柴朴湯 身体の痛み 関節痛・筋肉痛  桂枝加朮附湯、疎経活血湯 ※参照:(株)ツムラ冊子 「COVID-19後遺症の関連症状に用いられる漢方薬」より   症状が改善せず続く場合、気になる症状がある場合は一度ご相談ください。 当院では、月曜日一日、総合内科、腎臓内科が予約制で漢方外来を実施しております 又、水曜日を除く毎日、内科、脳神経内科でも診療しております    

Contact
お気軽にお問合せください

       
診療時間 
9:00~12:00 
15:00~18:00 

※受付時間:午前8:45~11:30/午後14:45~18:00