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  • 夏場に発熱外来へお越しの際は暑さ対策をお願いします

    当院の発熱・感染症外来は、院内感染のリスクを下げるため、通常診療のないお昼の時間に屋外で行っております。 できうる限り日陰をご用意し、速やかな診療を心がけておりますが、夏場の屋外は熱中症に陥る危険性が高いため、下記をご留意いただいたうえでの暑さ対策をよろしくお願いいたします。(車でお越しの方は車内にて検査、待機ができます) 【発熱外来 注意点】 検査結果に支障が出る可能性があるため、以下のことは予約時間30分前までにお済ましください。 ・水やお茶含む飲食 ・歯磨き ・うがい ・鼻うがい 【暑さ対策の例】 ・検査“後”の水分摂取 ※検査が終わるまでは飲食はお控えください (スポーツドリンクなど電解質を含むものがおすすめ) ・ネッククーラー、冷えピタ ・ハンディファン(濡れタオルやミストとの併用がおすすめ) ・日傘 また、蚊などの虫も活発になる季節ですので苦手な方は虫対策もおすすめいたします。 ご不便・ご面倒をおかけして申し訳ございませんが、発熱外来にお越しの際は、患者様各位での暑さ対策を何卒よろしくお願い申し上げます。

  • 練馬区・板橋区・社保の健康診査は完全予約制です

    当院では、対象となる方の練馬区・板橋区・社保健診を承っておりますが、全て完全予約制でございます。 必ずお手元に用紙が届いてから、事前にご予約をお願いいたします。 ご予約なしでご来院いただいた場合、原則として当日の健診は行えませんのでご了承くださいませ。 ご予約はこちらのオンライン予約フォームよりお願いいたします。 直接窓口にお越しいただいてのご予約も承っております。 ご理解ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。 ※お電話でもご予約いただけますが、大変混みあうため、オンライン・窓口でのご予約をおすすめいたします

  • その症状、低亜鉛血症かもしれません

    ●亜鉛とは 亜鉛は体内で作ることができない「必須微量ミネラル」で成人の体内に約2~4g含まれます。成人ではそのほとんどは筋と骨中に含まれますが、皮膚、肝臓、膵臓、前立腺などの多くの臓器に存在し、さまざまな酵素の構成要素となっています。高齢者から子供まで、食の細い方や偏食の方にみられます) ●亜鉛のはたらき 亜鉛は以下のように、あらゆる器官や組織で多様な働きをします。 【精神】イライラや抑うつ症状の低減 【口】味覚を維持し唾液の分泌を整える 【骨格】骨格の発育 【皮膚】コラーゲン合成などの皮膚代謝にかかわる 【免疫】免疫を維持し強化する 【生殖】生殖機能の維持・改善 【肝臓】窒素・アンモニア代謝に関連 【代謝】インスリン合成、膵臓のインスリン放出、糖代謝に必要 【酵素】体内の300種類以上の酵素、サイトカイン、ホルモンなどの活性化する ●日本人の亜鉛の平均摂取量 日本人の亜鉛の推奨量・適正摂取量は、『男性:10mg/日、女性:8mg/日、妊婦:10mg/日、授乳婦:11mg/日(日本人の食事摂取基準2015年版)』とされています。 しかし、2019年の国民・栄養調査報告によると、日本人の亜鉛の平均摂取量は『男性)20歳以上:9.2mg/日、75歳以上8.5mg/日、女性)20歳以上:7.7mg/日、75歳以上:7.5mg/日、妊婦:8.0mg/日、授乳婦:8.2mg/日』と、どの分類でも推奨量を満たしておりません。 ●高齢者の血清亜鉛濃度 血清に含まれる亜鉛の濃度に関して、60µg/dL未満を「亜鉛欠乏」、60~80μg/dL を「潜在的亜鉛欠乏」と定め、若年者と高齢者を比較した実験では、高齢者の約96%が潜在的・顕在的低亜鉛欠症であるという結果を示したものもあります。 ●高齢者における低亜鉛血症の主な原因 〇食事摂取量不足 〇消化吸収機能の低下 〇亜鉛欠乏を合併しやすい疾患の罹患している  *糖尿病 *腎不全、血液透析 *肝疾患 など 〇薬剤使用(副作用で低亜鉛血症になる可能性あり) ●低亜鉛血症の方の主な症状 〇元気がなく活気が低下している 〇口内炎ができやすい 〇貧血 〇身長の伸びが悪い(子供の場合) 〇傷が治りにくい 〇味がわからない 〇食欲がない 〇皮膚炎がなかなか治らない 〇脱毛 ●低亜鉛血症が及ぼす影響の例 〇塩の味覚異常により、食塩摂取量増加する 〇味覚の異常→食欲低下→栄養障害・骨格筋量の減少し体力が低下し転びやすくなる 〇テストステロン低下・IGF-1低下→栄養障害・骨格筋量の減少 ●亜鉛を多く含む食品の例[亜鉛含有量 mg/100];カロリーに気を付けながら摂取をお勧めします 【魚介】〇牡蠣[13.2mg]  〇たらこ[3.1mg]      〇ホタテ貝(生)[2.7mg]  〇うなぎ[1.4mg] 【肉・卵類】〇豚レバー[6.9mg]  〇牛・肩ロース(赤肉、生)[5.6mg]       〇鶏レバー[3.3mg]  〇卵黄[4.2mg※1個:0.7mg] 【豆類・木の実】〇カシューナッツ(フライ)[5.4mg]         〇アーモンド(フライ)[4.4mg]         〇納豆(糸引き)[1.9mg※1パック:0.8mg]         〇豆腐(木綿)[0.6mg※1丁:1.8mg] 【乳製品】〇プロセスチーズ[3.2mg] 【穀類】〇精白米[0.6mg※茶碗一杯:0.9mg]  〇そば(ゆで)[0.4mg]     〇食パン[0.8mg※6枚切り1枚:0.5mg] -兒玉 浩子ほか:日本臨床栄養学会雑誌2019;40(2):120-167.より改変- ●亜鉛不足に対する当院での取り組み 〇血液検査による血清亜鉛濃度の測定 〇栄養指導 〇亜鉛製剤の処方 当院では自覚症状が気になる方に積極的に検査、治療を実施しております。 水曜日以外、毎日検査を実施しており予約は不要です。 お気軽にご相談ください。

  • 当院の夏季休診について

    当院では、8月10日(木)~8月16日(水)の期間を夏季休診といたします。 お薬の残量のご確認をお願いいたします。 8月17日(木)より通常診療を行います。 ご迷惑をおかけいたしますがご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

  • 片頭痛治療注射薬「アジョビ」について

    当院では、注射による片頭痛治療(CGRP関連抗体薬)を実施しております。 片頭痛発作で仕事や学校を休まなくてはならない方、是非ご相談ください。 今月は、2021年8月に発売され、現在注目されている片頭痛治療注射薬「アジョビ」(当院で治療を受けられます)についてご説明いたします。 これまで片頭痛治療薬のみでコントロールが難しかった片頭痛発作を抑えるために作られた、新しい治療薬です。「アジョビ」は反復性片頭痛、慢性片頭痛両方に効果があると言われています。   片頭痛は、脳内に「CGRP」という神経伝達物質が増え、脳の血管に作用して起こると言われています。 近年開発された「アジョビ」は、この「CGRP」の働きをおさえ、片頭痛発作が起こるのを抑えると考えられております。 画像引用;アジョビ®.jp アジョビ®を使用される患者さんへ https://ajovy.jp   【使用方法】 「アジョビ」は初回から、一気に血中濃度をあげて即効性と持続性が期待できます。 投与方法は、以下の3つの投与スケジュールを選ぶことができます。 ・4週間に1回通院して1本ずつ注射 ・12週間に1回通院して3本注射 ・1~3本を持ち帰ってご自身で4週間に1回自己注射 皆様のライフスタイルに合わせた治療を選択することが可能なので一度ご相談ください。 【4週間に1回、1本注射】 【12週間に1回、3本注射】 4週に1回の投与の場合、オートインジェクターによる自己注射も選べます。 画像引用;アジョビ®.jp アジョビ®を使用される患者さんへ https://ajovy.jp   【期待できる効果】 ・片頭痛予防薬を服用の有無にかかわらず、片頭痛の日数が減少します。 ・片頭痛日数が初回投与1週目から減少します。 ・急性期治療薬(痛みが起きた時に飲むお薬)を使う日数が減ります。 【主な副作用】 「アジョビ」でよくみられる副作用は、注射部位反応です。 注射したところに痛み、発赤、かゆみや腫れなどが生じる反応ですが、ほとんどの場合注射した日に出現し、数日以内に消失します。極めて稀な副作用として、重篤な過敏症がおこることがあります。息苦しさ、動悸、寒気や発熱、蕁麻疹等の症状があらわれた場合には救急要請していただくか、次の受診日を待たずにご連絡ください。 【価格(薬剤負担額)】 「アジョビ」は保険適応のお薬です。保険3割負担の場合、4週間に1回投与で約11,700円、12週間に1回投与で約35000円/月になります。 ※別途、通常の診療費、処置料などが加算されます ご加入の健康保険組合や共済組合によっては、「付加給付制度」を設けている場合があります。これは、1か月の自己負担金額の上限を超えた医療費がご加入の組合から支給される制度です。 これらの制度につきましては、加入されている健康保険組合や共済組合にお問い合わせください。 【中止の目安】 3か月毎に効果を見直し、効果がなければ中止します。中止しても、再開すればすぐに効果を取り戻せることが期待できるお薬です。 治療希望の方は、まず、当院水曜日以外の脳神経内科を受診していただきます。問診をさせていただき、必要に応じて検査を実施し、今までの治療法の見直しもさせていただき、ご納得いただいた方に治療を開始いたします。これまで数十例の実績がありますが、効果が全くない方はごくわずかです。頭痛でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

  • 片頭痛発作治療注射薬(CGRP関連製剤)の薬価が少し下がりました

    2023年6月1日より片頭痛発作治療薬のエムガルディⓇ、アジョビⓇ、アイモビーグⓇの薬価が、それぞれ2000円ほど下がりました。 保険料3割負担の方ですと、600円ほどお安くなります。 (当院では現在エムガルディⓇ・アジョビⓇのみ取り扱っております) 高額な注射薬ですので少しでも下がると助かりますね。 CGRP製剤に関して、詳しくはこちら『CGRP関連製剤Blog』をご参照ください。 確定申告での医療費控除・保険組合の付加給付をご検討の際は、該当薬の計算にご注意ください。 ※薬価は、当院が定めたものではなく、製薬会社の資料などをもとに厚生労働省が定める「公定価格」です

  • 当院での帯状疱疹ワクチン接種状況に関して

    当院では50歳以上の練馬区民の方の、帯状疱疹ワクチンを公費価格で実施しております。 現在二種類のワクチンを接種しておりますが、シングリックスの方が75%、水痘生ワクチンが25%くらいの割合で、シングリックスを接種する方が多いです。 上記のような違いがありますが、副作用はシングリックスで少数の方で翌日の発熱、倦怠感がみられます。しかし、安静にて回復しているようです。 ワクチンの流通も順調です。今後も接種を予約制で継続いたします。 練馬区の帯状疱疹予防ワクチン助成事業に関して詳しくはこちらの記事をご参照ください。   ※上記表は2023年6月現在の情報を基に作成したものです

  • 2023年6月現在当院での感染外来について

    6月に入りました。気温の変動や雨の日も多くなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 現在の当院での感染外来の状況をご報告いたします。 〇マスク着用継続のお願い 当クリニックには、基礎疾患治療中の方、体調不良の方、体力・免疫力の低下した方、高齢者の方等重症化リスクの高い方が通院されております。そのため、基本的感染対策としてマスク着用をお願いしております。今後とも、ご理解ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。 〇感染外来継続のお願い 発熱や呼吸器症状のある方は引き続きお昼の感染外来で院外での対応とさせていただきます。 HP・お電話で必ずご予約のうえ、ご来院いただきますようよろしくお願い申し上げます。 いまだ、高熱の方が毎日4-5人来院され25%くらいの割合で新型コロナ感染症陽性の方がおります。また、インフルエンザ感染症の方もおります。報告はされておりませんが残念ながら新型コロナ感染症はやや増加している状況です。感染経路も不明の方が多いですが、会食の際マスクを外して罹患した可能性もあります。当院では、原則として新型コロナ又はインフルエンザ検査、または同時にできる検査を実施しております。ただし、長期の咳の方でほかの症状がない方は呼吸器外来にて予約で診療しております。 ▶オンライン予約   〇感染・濃厚接触した方へのお願い 現在、感染者や濃厚接触者に対する外出自粛要請や健康観察は法律に基づき行うことができません。しかし、発症後5日間かつ症状軽快後24時間が経過するまでは「マスクの着用、外出を控えること、高齢者等重症化リスクの高い方との接触を控えること」などが推奨されております。周囲の方々へのご配慮をお願い申し上げます。   〇新型コロナウイルス感染症の公式窓口 新型コロナウイルス感染症に関する最新情報や相談窓口等は厚生労働省や都道府県等各自治体のホームページをご確認ください。 ▶厚生労働省  ▶東京都  ▶練馬区  ▶板橋区

  • 骨粗しょう症の注射薬「プラリア」をはじめました

    骨粗しょう症の治療には食事や運動療法による生活習慣の改善する方法がありますが、それでも進行を止められない場合には、お薬による治療があります。 骨粗しょう症のお薬には、 ☆骨をこわす働きを抑えるお薬 ☆骨の形成をサポートするお薬 ☆骨吸収と骨形成をバランスよく調整するお薬 等がありますが、 「プラリア」は、骨をこわす働きを抑える注射薬です。 画像引用:”http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/guide/ph/430574_3999435G1023_1_00G.pdf”   骨粗しょう症ってどんな病気? 骨粗しょう症は、年齢とともに骨がスカスカになり骨折しやすくなる病気です。 特に高齢の女性で、閉経後にホルモンのバランスが変化して、骨粗しょう症になりやすくなりますので要注意です 骨粗しょう症を放っておくとどうなるの? 骨折が連鎖しそのまま寝たきりになることがありますので、注意が必要です。 骨粗しょう症の骨は、新陳代謝のバランスが崩れています。 ●健康な骨 骨は絶えず古い骨から新しい骨に生まれ変わる「新陳代謝」をしていて古い骨をこわす破骨細胞と新しい骨をつくる骨芽細胞がバランスが取れた状態にあります。 ●骨粗しょう症の骨 破骨細胞が、骨芽細胞より働かされ、骨がこわされ過ぎている状態です。 「プラリア」は、骨をこわす細胞(破骨細胞)の働きを抑え骨を増やします。 プラリアが「ランクル」をブロックして破骨細胞の働きを抑えることで、こわされる骨と新しく作られる骨のバランスが保たれます。 プラリアは、6ヵ月に1回の注射で骨を増やすことができるお薬です。 当院ではまず骨密度を測定し、血液検査で骨破壊が進んでいるか、骨生成が低下しているかを調べてから患者様にあった治療を相談の上実施しております。また、骨粗しょう症健診も実施しておりますのでお気軽にご相談ください。(水曜日以外、毎日、骨粗しょう症の検査治療を実施しております。予約は不要です)

  • 麻疹(はしか)ワクチン接種について

    当院では予約制にて麻疹(はしか)ワクチンの接種を実施しております。 価格は以下の通りです。  〇麻疹ワクチン        5,000円+税=5,500円  〇MR(麻疹風疹混合)ワクチン   10,000円+税=11,000円  〇麻疹抗体検査           5,000円+税=5,500円   麻疹は感染力が強く空気感染もするため手洗い、マスクのみでの予防はできません。 最も有効な予防法は、ワクチン接種です。 これまで麻疹に罹患したことがない方やワクチンを2回接種したことがない方は、感染するリスクがあります。 成人してから罹患すると重症化することが懸念されるため、特に医療・教育関係者や海外渡航を計画している方等は、ご自身の麻疹罹患歴、予防接種歴について今一度ご確認することをお勧めいたします。 ワクチンを接種する際は、必ずしも抗体検査をするは必要はありません。 詳しくは当院のナースにご相談ください。  

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