新型コロナウイルスの後遺症について
新型コロナウイルスの後遺症は、コロナウイルスに罹患した全ての方に起こる可能性があります。 後遺症かなと思ったら、無理な活動は避け、後遺症外来を実施している医療機関に相談してください。(当院では水曜日以外の毎日、麦島真理医師が実施しております、予約は不要です) 症状は時間の経過とともに改善する傾向があり、治療が有効なケースもあります。 【新型コロナウイルス感染症の「後遺症」に関するQ&A】 Q.後遺症とは? 新型コロナウイルスに罹患した人で、少なくとも2か月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないもの Q.後遺症が発症する割合は? 診断から2か月で72.5%、診断から6か月で54%の方が何らかの症状を訴えているとの報告もあります。 Q.後遺症の症状はどのくらい継続するの? いずれの症状に関しても経時的に有症状者の頻度が低下する傾向が認められています。 Q.年齢、基礎疾患の有無、コロナ罹患時の重症度で起こりやすさは変わるの? 年齢、基礎疾患の有無やコロナ罹患時の重症度に関わらず、相談が寄せられています。 Q.どんな症状がみられるの? 倦怠感や咳、嗅覚・味覚障害等、症状は様々で、複数の症状を訴えることも多くあります。 例えば、下記のような症状もあります。 〇強い倦怠感 〇ブレインフォグ(Brain fog) 記憶障害、知的明晰さの欠如、集中力不足、精神的疲労、頭がボーっとする。 〇咳 コロナ罹患時から咳の症状が継続(長い場合は数か月)する事例があります。 また、デルタ株以前に比べて、オミクロン株による感染と疑われる方からの訴えが多い傾向にあります。 後遺症が疑われる場合は無理な活動は避けて、医療機関等にご相談ください。 ***以上、東京都福祉保健局「新型コロナウイルス感染症 後遺症リーフレット」より***