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  • 当院の夏季休診について

    当院では、8月10日(木)~8月16日(水)の期間を夏季休診といたします。 お薬の残量のご確認をお願いいたします。 8月17日(木)より通常診療を行います。 ご迷惑をおかけいたしますがご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

  • 片頭痛治療注射薬「アジョビ」について

    当院では、注射による片頭痛治療(CGRP関連抗体薬)を実施しております。 片頭痛発作で仕事や学校を休まなくてはならない方、是非ご相談ください。 今月は、2021年8月に発売され、現在注目されている片頭痛治療注射薬「アジョビ」(当院で治療を受けられます)についてご説明いたします。 これまで片頭痛治療薬のみでコントロールが難しかった片頭痛発作を抑えるために作られた、新しい治療薬です。「アジョビ」は反復性片頭痛、慢性片頭痛両方に効果があると言われています。   片頭痛は、脳内に「CGRP」という神経伝達物質が増え、脳の血管に作用して起こると言われています。 近年開発された「アジョビ」は、この「CGRP」の働きをおさえ、片頭痛発作が起こるのを抑えると考えられております。 画像引用;アジョビ®.jp アジョビ®を使用される患者さんへ https://ajovy.jp   【使用方法】 「アジョビ」は初回から、一気に血中濃度をあげて即効性と持続性が期待できます。 投与方法は、以下の3つの投与スケジュールを選ぶことができます。 ・4週間に1回通院して1本ずつ注射 ・12週間に1回通院して3本注射 ・1~3本を持ち帰ってご自身で4週間に1回自己注射 皆様のライフスタイルに合わせた治療を選択することが可能なので一度ご相談ください。 【4週間に1回、1本注射】 【12週間に1回、3本注射】 4週に1回の投与の場合、オートインジェクターによる自己注射も選べます。 画像引用;アジョビ®.jp アジョビ®を使用される患者さんへ https://ajovy.jp   【期待できる効果】 ・片頭痛予防薬を服用の有無にかかわらず、片頭痛の日数が減少します。 ・片頭痛日数が初回投与1週目から減少します。 ・急性期治療薬(痛みが起きた時に飲むお薬)を使う日数が減ります。 【主な副作用】 「アジョビ」でよくみられる副作用は、注射部位反応です。 注射したところに痛み、発赤、かゆみや腫れなどが生じる反応ですが、ほとんどの場合注射した日に出現し、数日以内に消失します。極めて稀な副作用として、重篤な過敏症がおこることがあります。息苦しさ、動悸、寒気や発熱、蕁麻疹等の症状があらわれた場合には救急要請していただくか、次の受診日を待たずにご連絡ください。 【価格(薬剤負担額)】 「アジョビ」は保険適応のお薬です。保険3割負担の場合、4週間に1回投与で約11,700円、12週間に1回投与で約35000円/月になります。 ※別途、通常の診療費、処置料などが加算されます ご加入の健康保険組合や共済組合によっては、「付加給付制度」を設けている場合があります。これは、1か月の自己負担金額の上限を超えた医療費がご加入の組合から支給される制度です。 これらの制度につきましては、加入されている健康保険組合や共済組合にお問い合わせください。 【中止の目安】 3か月毎に効果を見直し、効果がなければ中止します。中止しても、再開すればすぐに効果を取り戻せることが期待できるお薬です。 治療希望の方は、まず、当院水曜日以外の脳神経内科を受診していただきます。問診をさせていただき、必要に応じて検査を実施し、今までの治療法の見直しもさせていただき、ご納得いただいた方に治療を開始いたします。これまで数十例の実績がありますが、効果が全くない方はごくわずかです。頭痛でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

  • 片頭痛発作治療注射薬(CGRP関連製剤)の薬価が少し下がりました

    2023年6月1日より片頭痛発作治療薬のエムガルディⓇ、アジョビⓇ、アイモビーグⓇの薬価が、それぞれ2000円ほど下がりました。 保険料3割負担の方ですと、600円ほどお安くなります。 (当院では現在エムガルディⓇ・アジョビⓇのみ取り扱っております) 高額な注射薬ですので少しでも下がると助かりますね。 CGRP製剤に関して、詳しくはこちら『CGRP関連製剤Blog』をご参照ください。 確定申告での医療費控除・保険組合の付加給付をご検討の際は、該当薬の計算にご注意ください。 ※薬価は、当院が定めたものではなく、製薬会社の資料などをもとに厚生労働省が定める「公定価格」です

  • 当院での帯状疱疹ワクチン接種状況に関して

    当院では50歳以上の練馬区民の方の、帯状疱疹ワクチンを公費価格で実施しております。 現在二種類のワクチンを接種しておりますが、シングリックスの方が75%、水痘生ワクチンが25%くらいの割合で、シングリックスを接種する方が多いです。 上記のような違いがありますが、副作用はシングリックスで少数の方で翌日の発熱、倦怠感がみられます。しかし、安静にて回復しているようです。 ワクチンの流通も順調です。今後も接種を予約制で継続いたします。 練馬区の帯状疱疹予防ワクチン助成事業に関して詳しくはこちらの記事をご参照ください。   ※上記表は2023年6月現在の情報を基に作成したものです

  • 2023年6月現在当院での感染外来について

    6月に入りました。気温の変動や雨の日も多くなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 現在の当院での感染外来の状況をご報告いたします。 〇マスク着用継続のお願い 当クリニックには、基礎疾患治療中の方、体調不良の方、体力・免疫力の低下した方、高齢者の方等重症化リスクの高い方が通院されております。そのため、基本的感染対策としてマスク着用をお願いしております。今後とも、ご理解ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。 〇感染外来継続のお願い 発熱や呼吸器症状のある方は引き続きお昼の感染外来で院外での対応とさせていただきます。 HP・お電話で必ずご予約のうえ、ご来院いただきますようよろしくお願い申し上げます。 いまだ、高熱の方が毎日4-5人来院され25%くらいの割合で新型コロナ感染症陽性の方がおります。また、インフルエンザ感染症の方もおります。報告はされておりませんが残念ながら新型コロナ感染症はやや増加している状況です。感染経路も不明の方が多いですが、会食の際マスクを外して罹患した可能性もあります。当院では、原則として新型コロナ又はインフルエンザ検査、または同時にできる検査を実施しております。ただし、長期の咳の方でほかの症状がない方は呼吸器外来にて予約で診療しております。 ▶オンライン予約   〇感染・濃厚接触した方へのお願い 現在、感染者や濃厚接触者に対する外出自粛要請や健康観察は法律に基づき行うことができません。しかし、発症後5日間かつ症状軽快後24時間が経過するまでは「マスクの着用、外出を控えること、高齢者等重症化リスクの高い方との接触を控えること」などが推奨されております。周囲の方々へのご配慮をお願い申し上げます。   〇新型コロナウイルス感染症の公式窓口 新型コロナウイルス感染症に関する最新情報や相談窓口等は厚生労働省や都道府県等各自治体のホームページをご確認ください。 ▶厚生労働省  ▶東京都  ▶練馬区  ▶板橋区

  • 骨粗しょう症の注射薬「プラリア」をはじめました

    骨粗しょう症の治療には食事や運動療法による生活習慣の改善する方法がありますが、それでも進行を止められない場合には、お薬による治療があります。 骨粗しょう症のお薬には、 ☆骨をこわす働きを抑えるお薬 ☆骨の形成をサポートするお薬 ☆骨吸収と骨形成をバランスよく調整するお薬 等がありますが、 「プラリア」は、骨をこわす働きを抑える注射薬です。 画像引用:”http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/guide/ph/430574_3999435G1023_1_00G.pdf”   骨粗しょう症ってどんな病気? 骨粗しょう症は、年齢とともに骨がスカスカになり骨折しやすくなる病気です。 特に高齢の女性で、閉経後にホルモンのバランスが変化して、骨粗しょう症になりやすくなりますので要注意です 骨粗しょう症を放っておくとどうなるの? 骨折が連鎖しそのまま寝たきりになることがありますので、注意が必要です。 骨粗しょう症の骨は、新陳代謝のバランスが崩れています。 ●健康な骨 骨は絶えず古い骨から新しい骨に生まれ変わる「新陳代謝」をしていて古い骨をこわす破骨細胞と新しい骨をつくる骨芽細胞がバランスが取れた状態にあります。 ●骨粗しょう症の骨 破骨細胞が、骨芽細胞より働かされ、骨がこわされ過ぎている状態です。 「プラリア」は、骨をこわす細胞(破骨細胞)の働きを抑え骨を増やします。 プラリアが「ランクル」をブロックして破骨細胞の働きを抑えることで、こわされる骨と新しく作られる骨のバランスが保たれます。 プラリアは、6ヵ月に1回の注射で骨を増やすことができるお薬です。 当院ではまず骨密度を測定し、血液検査で骨破壊が進んでいるか、骨生成が低下しているかを調べてから患者様にあった治療を相談の上実施しております。また、骨粗しょう症健診も実施しておりますのでお気軽にご相談ください。(水曜日以外、毎日、骨粗しょう症の検査治療を実施しております。予約は不要です)

  • 麻疹(はしか)ワクチン接種について

    当院では予約制にて麻疹(はしか)ワクチンの接種を実施しております。 価格は以下の通りです。  〇麻疹ワクチン        5,000円+税=5,500円  〇MR(麻疹風疹混合)ワクチン   10,000円+税=11,000円  〇麻疹抗体検査           5,000円+税=5,500円   麻疹は感染力が強く空気感染もするため手洗い、マスクのみでの予防はできません。 最も有効な予防法は、ワクチン接種です。 これまで麻疹に罹患したことがない方やワクチンを2回接種したことがない方は、感染するリスクがあります。 成人してから罹患すると重症化することが懸念されるため、特に医療・教育関係者や海外渡航を計画している方等は、ご自身の麻疹罹患歴、予防接種歴について今一度ご確認することをお勧めいたします。 ワクチンを接種する際は、必ずしも抗体検査をするは必要はありません。 詳しくは当院のナースにご相談ください。  

  • 新型コロナウイルスの後遺症について

    新型コロナウイルスの後遺症は、コロナウイルスに罹患した全ての方に起こる可能性があります。 後遺症かなと思ったら、無理な活動は避け、後遺症外来を実施している医療機関に相談してください。(当院では水曜日以外の毎日、麦島真理医師が実施しております、予約は不要です) 症状は時間の経過とともに改善する傾向があり、治療が有効なケースもあります。   【新型コロナウイルス感染症の「後遺症」に関するQ&A】 Q.後遺症とは? 新型コロナウイルスに罹患した人で、少なくとも2か月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないもの Q.後遺症が発症する割合は? 診断から2か月で72.5%、診断から6か月で54%の方が何らかの症状を訴えているとの報告もあります。 Q.後遺症の症状はどのくらい継続するの? いずれの症状に関しても経時的に有症状者の頻度が低下する傾向が認められています。 Q.年齢、基礎疾患の有無、コロナ罹患時の重症度で起こりやすさは変わるの? 年齢、基礎疾患の有無やコロナ罹患時の重症度に関わらず、相談が寄せられています。 Q.どんな症状がみられるの? 倦怠感や咳、嗅覚・味覚障害等、症状は様々で、複数の症状を訴えることも多くあります。   例えば、下記のような症状もあります。 〇強い倦怠感 〇ブレインフォグ(Brain fog) 記憶障害、知的明晰さの欠如、集中力不足、精神的疲労、頭がボーっとする。 〇咳 コロナ罹患時から咳の症状が継続(長い場合は数か月)する事例があります。 また、デルタ株以前に比べて、オミクロン株による感染と疑われる方からの訴えが多い傾向にあります。 後遺症が疑われる場合は無理な活動は避けて、医療機関等にご相談ください。 ***以上、東京都福祉保健局「新型コロナウイルス感染症 後遺症リーフレット」より***

  • 新しい片頭痛治療薬について

    当院でも、注射による片頭痛治療薬の投与を開始いたしました。 今月は、近年注目されている片頭痛治療 注射薬「エムガルティ」についてご説明いたします。 当院でも、「エムガルティ」を使用した治療が可能です。   これまで片頭痛治療薬のみでコントロールが難しかった片頭痛発作を抑えるために作られた、新しい治療薬です。 「エムガルティ」特に慢性片頭痛に効果があると言われています。 片頭痛は、脳内に「CGRP」という物質が増え、脳の血管に作用して起こると言われています。 近年開発された「エムガルティ」は、この「CGRP」のはたらきをおさえ、片頭痛発作が起こるのを抑えると考えられております。 画像引用;エムガルティとともに進める片頭痛治療.「エムガルティの働きと効果」https://www.emgality-patient.jp/effect,(2023-05-26)   ●使用方法 「エムガルティ」は初回2本投与し、一気に血中濃度をあげてより即効性と持続性を有します。 注射の間隔は1か月毎で投与し、慣れてくれば自宅にてご自身で投与する在宅注射も可能です。 画像引用;エムガルティとともに進める片頭痛治療.「エムガルティの投与方法」https://www.emgality-patient.jp/method,(2023-05-26)   ●期待できる効果 ・片頭痛予防薬を服用の有無にかかわらず、片頭痛の日数が減少します。 ・片頭痛日数が初回投与1週目から減少します。 ・急性期治療薬(痛みが起きた時に飲むお薬)を使う日数が減ります。 ●主な副作用 「エムガルティ」でよくみられる副作用は、注射部位反応です。 注したところに痛み、発赤、かゆみや腫れなどが生じる反応ですが、ほとんどの場合注射した日に出現し、数日以内に消失します。 極めて稀なふくさようとして、重篤な過敏症がおこることがあります。息苦しさ、動悸、寒気や発熱、蕁麻疹等の症状があらわれた場合には救急要請していただくか、次の受診日を待たずにご連絡ください。 ●価格(薬剤負担額) 「エムガルティ」は保険適応のお薬です。保険3割負担で初回投与時(2本)約27000円、2か月目以降(1本)約13500円/月です。 ※別途、通常の診療費、処置料などが加算されます。 ※令和5年6月以降、価格が変更されます。保険3割負担で初回投与時(2本)約26000円、2か月目以降(1本)約13000円/月です。 ご加入の健康保険組合や共済組合によっては、「付加給付制度」を設けている場合があります。これは、1か月の自己負担金額の上限を超えた医療費がご加入の組合から支給される制度です。 これらの制度につきましては、加入されている健康保険組合や共済組合にお問い合わせください。 ●中止の目安 3か月毎に効果を見直し、効果がなければ中止します。 効果があったとしても、片頭痛を予防するお薬ですので、中止はご自身の判断で構いません。中止しても、再開すればすぐに効果を取り戻せすことが期待できるお薬です。

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