神経内科

  • 片頭痛の特効薬CGRP製剤、新たな内服薬が発売されました

    引用:abbvieコーポレイトサイト 「アクイプタ 製剤写真」より   新しい片頭痛予防薬である「アクイプタ®(アトゲパント)」が2026年4月17日発売され、片頭痛治療の選択肢がさらに広がりました。 アクイプタは、CGRP受容体を標的とする「飲み薬」の片頭痛予防薬です。 片頭痛発作をできるだけ起こさないようにするお薬で、1日1回服用することで、片頭痛発作のある日数の減少が期待されます。   CGRP (カルシトニン遺伝子関連ペプチド)とは片頭痛発作時に脳内で放出される神経伝達物質で、血管拡張と神経原性炎症を引き起こします。 CGRP製剤は、このCGRPの働きを抑えて発作を予防する治療法で用いられ、片頭痛の特効薬として注目されています。   現在、CGRP製剤には当院実施している3種類の抗体注射薬(エムガルティ、アジョビ、アイモビーク)と昨年末発売された経口薬のナルティークがあり、今回のアクイプタの登場により、内服薬の選択肢も広がりました。   片頭痛は、国内の疫学研究において、15歳以上の有病率が8.4%と報告されています。 主な症状は、中等度から重度の拍動性頭痛で、悪心や嘔吐、光過敏、音過敏を伴うことが特徴です。しばしば日常生活に大きな支障をきたします。 「頭痛診療ガイドライン2021」では、片頭痛発作が月に2回以上、あるいは生活に支障をきたす頭痛が月に3日以上ある場合、予防療法の実施を検討することが推奨されています。   片頭痛の治療 片頭痛の治療は、「急性期治療」と「予防療法」に分類されます。   ○急性期治療 片頭痛発作が起こった際に痛みを鎮めるための治療です。 鎮痛薬やトリプタン製剤などが用いられます。   ○予防療法 片頭痛発作の回数を減らすための治療です。 また、発作が起こった場合でも症状が軽くなり、急性期治療薬の効果が得られやすくなることも期待されます。   今回のアクイプタは予防療法に用いられるお薬で、片頭痛発作をできるだけ起こさないようにするお薬です。     アクイプタの服用方法 アクイプタは1日1回服用します。   アクイプタは、症状の有無にかかわらず毎日服用を継続するお薬です。   1日のうち、いつ服用しても構いませんが、おおよそ同じ時間に服用しましょう お薬を飲み忘れた場合、十分な効果が得られず、片頭痛発作が起こる可能性が高まるため、決められたスケジュールに沿って服用を継続することが大切です。   アクイプタの副作用 【主な副作用】 吐き気・むかつき、便秘、食欲減退、傾眠、体重減少、ALT/AST増加   【重大な副作用(過敏症)】 まれに過敏症反応が起こることがあります。以下の症状が見られた場合は、速やかに医師にご相談ください。   ・全身のかゆみ ・喉のかゆみ ・じんましん ・発疹 ・ふらつき ・動悸 ・息苦しさ ・顔のむくみ   よくある質問 Q アクイプタの効果はどれくらいで現れますか? A 効果の現れ方には個人差がありますが、通常は投与開始から3か月を目安に評価します。十分な効果を得るために、毎日忘れずに服用しましょう。   Q 他のCGRP関連薬から切り替えることはできますか? A 切り替えについては、医師にご相談ください。   Q 食事と一緒に服用しても大丈夫ですか? A アクイプタは食事の影響をほとんど受けません。食前・食後いずれでも、継続しやすいタイミングで服用してください。   Q 服用中に発作が起きた場合、急性期治療薬は使えますか? A 医師から指示された急性期治療薬を使用できます。事前に医師へご相談ください。     片頭痛の治療は、ライフスタイルや治療の目的に合わせて選択することができます。 近年、予防療法に使用できる薬剤が増え、一人ひとりの病状や生活スタイルに応じた治療が可能になってきました。 自分に合った治療方法で片頭痛をコントロールし、痛みの少ない生活を目指しましょう。   辛い頭痛でお悩みの方は、是非一度当院にてご相談ください。 頭痛でお悩みの方は、水曜日以外毎日、脳神経内科で診療しております。   WEBで、当日の診療順番受付も行っております(順番受付はこちら )。 ※上記順番受付はご自宅や外出先からあらかじめ診察の順番を取得するもので時間帯を指定してのご予約はできません。  

  • 頭痛体操のご紹介 ~片頭痛の予防や緊張型頭痛の緩和に~

      【頭痛体操とは】 頭痛体操は、片頭痛の予防や、緊張型頭痛をやわらげるのに役立つ体操です。 頭痛体操は日本頭痛学会でも日常的なケアとして推奨していて、首や肩の筋肉をほぐすことで、頭痛を起こしにくい状態に整えます。   首の周りの筋肉は、頭を支えたり動かしたりする役割があります。長年にわたり頭を支えているため、この筋肉には疲労がたまりやすく、硬くなります。   これが頭痛の原因の一つとなります。頭痛体操で、頭と首を支える筋肉(インナーマッスル)をストレッチし、筋肉のこりや疲れを和らげましょう。   体操を続けることで、症状がやわらいだり、頭痛の頻度が減っている患者さんがいらっしゃいます。頭痛体操は継続が大事です。今回ご紹介する体操は隙間時間に簡単にできるものです。毎日少しずつでいいので続けて見ましょう。   【頭痛体操のポイント】 ・首は動かさずに行いましょう ・肩と腕をゆっくり大きく動かします ・リラックスして行うことが大切です   ◆注意事項 次のような場合は体操を控えてください ・片頭痛の発作中 ・強い頭痛があるとき ・発熱を伴う頭痛があるとき ※体操中に痛みが強くなった場合は、すぐに中止してください。   【体操① 腕を振る体操】 首の後ろの筋肉を伸ばします。 正面を向き、肘を軽く曲げ、脇を開きます。 頭を動かさずに、体の軸を中心に、図のように体をひねります。 首を支える筋肉をリズミカルにほぐします。 ★ポイント ・頭は動かさない ・腕の力は抜く ・体の軸を意識する       引用「エーザイ株式会社「1日2分の頭痛体操」監修 坂井文彦先生」 より   【体操② 肩を回す体操】 僧帽筋(首から背中にかけての筋肉)を伸ばします。 肘を軽く曲げて、肩を前後に回します。 前に回すときはリュックサックを背負うような感覚で、後ろに回すときは洋服を脱ぐような感覚で行います。 慣れてきたら、少し大きく動かしてみましょう。   【体操③ 座ってできる体操】 椅子に座り、両足をそろえ、顔を正面に向けたまま、 左右の肩を交互に前へ突き出すように体を回します。   引用「エーザイ株式会社「1日2分の頭痛体操」監修 坂井文彦先生」 より       ・片頭痛とは  片頭痛は発作的に起こり4~72時間持続し、片側性のズキズキと脈打つような拍動性の痛みを特徴としています。 片頭痛の名称の由来は片側が痛むこととされていますが、実際には4割近くの患者さんが両側性の頭痛も経験されています。また、非拍動性の片頭痛発作もあります。 頭痛発作中は感覚過敏となって、ふだんは気にならないような光、音、臭いを不快と感じる方が多いようです。また、吐き気や嘔吐を伴うことも多く、階段昇降など日常的な動作によって頭痛が増強するため、寝込んでしまい学校や仕事に支障をきたすこともあります。     ・緊張型頭痛とは  緊張型頭痛は一次性頭痛のなかで最も多い頭痛の1つで、頭の両側が圧迫されるような、あるいは締めつけられるように痛むのが特徴です。頭痛の程度は軽度~中等度で、頭痛のために日常生活に支障が出ることはあっても寝込んでしまうようなことはありません。 緊張型頭痛はストレス頭痛とも呼ばれ、筋緊張を伴います。頭を支えている首から肩への筋肉に、ストレスにより強い負担がかかり、頭痛の原因となります。   【こんな症状に注意】 いつもと違う頭痛がある場合は、すぐに受診してください。 ・強い吐き気 ・ろれつが回らない ・物が二重に見える ・めまい、けいれん 重大な病気が隠れていることがあります。   ◆いつもと異なる頭痛には注意しましょう。 頭痛には、病気が原因となる「危険な頭痛」の場合もあります。 特に代表的なものに「くも膜下出血」や「髄膜炎」があり、命に関わる重大な病気です。 普段とは違う吐き気、ろれつが回らない、物が二重に見える、めまい、けいれんなどの症状がある場合は、速やかに医師の診断を受けてください。     近年、頭痛治療の選択肢が広がっています。 辛い頭痛でお悩みの方は、是非一度当院にてご相談ください。 頭痛でお悩みの方は、水曜日以外毎日、脳神経内科で診療しております。 重度の場合は、当日予約なく頭部CTスキャンも実施しております   WEBで、当日の診療順番受付も行っております(順番受付はこちら )。 ※上記順番予約はご自宅や外出先からあらかじめ診察の順番を取得するもので時間帯を指定してのご予約はできません。    

  • 【予約制】令和8年度 高齢者の帯状疱疹ワクチン定期接種が始まっています

    昨年より、帯状疱疹ワクチンは高齢者定期予防接種(一部公費助成あり)の対象となっています。 今年度も4月1日より定期接種がはじまりました。   令和8年度の対象となる方には、各自治体より予診票が届きます。 当院での接種をご希望の方は、予診票が届きましたら、窓口またはお電話にてご予約ください。   令和8年度帯状疱疹定期予防接種の接種期限は、令和9年3月31日までですが、年度末にかけて予約が取りづらくなる可能性がございます。 接種をご希望の方は、お早めの接種をご検討ください。   令和8年度の対象者   過去に公費助成を受けて帯状疱疹ワクチンを接種したことがなく、以下のいずれかに該当する方   ①本年度中に65歳になる方 ②本年度70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳になる方 ③接種日時点に60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害で障害者手帳1級程度の障害がある方(身体障害者手帳等証明ができるものが必要)   (注意)②の対象者については、経過措置として令和11年度までの間、各年度ごとに該当年齢となる方が対象となります。 (注意)③に該当する方は、予診票の発行申請が必要となる場合がありますので、各自治体へお問い合わせください。   定期接種の機会は一人につき生涯にわたり1回のみです。対象年齢期間中に接種しなかった場合、その機会が繰り越されることはありません。 なお、定価での接種は期間終了後も可能です。     <対象の年齢別の生年月日(③以外の方)>  65歳  昭和36年4月2日~昭和37年4月1日生まれ  70歳  昭和31年4月2日~昭和32年4月1日生まれ  75歳  昭和26年4月2日~昭和27年4月1日生まれ  80歳  昭和21年4月2日~昭和22年4月1日生まれ  85歳  昭和16年4月2日~昭和17年4月1日生まれ  90歳  昭和11年4月2日~昭和12年4月1日生まれ  95歳  昭和6年4月2日~昭和7年4月1日生まれ  100歳以上  大正15年4月2日~昭和2年4月1日生まれ     接種期間     令和8年4月1日から令和9年3月31日まで     費用    〇生ワクチン (1回接種)  当院定価:8,800円  助成後:自己負担金 4,000円    〇不活化ワクチン(2か月以上空けて、6か月以内に2回接種)  当院定価:1回22,000円(2回で44,000円)  助成後:自己負担金 1回11,000円(2回で22,000円) (注意)不活化ワクチンをご希望の場合、令和8年1月31日までに1回目の接種を完了しないと、助成期間内に2回目の接種ができませんのでご注意ください。     ご予約方法   予診票が届きましたら、窓口またはお電話でご予約ください。 ※ご予約に合わせてワクチンの在庫を確保いたしますので、ご予約から接種日までは1週間程度お時間をいただきます。   接種当日の持ち物   1. 記入済みの予診票 2. マイナンバーカードなど身分を証明できるもの   予診票発送時期   自治体により異なりますが、練馬区では、対象者へ4月下旬に届く予定です。   (注意)予診票がない場合、定期接種を受けることはできません。 予診票がすぐ必要な方、紛失してしまった方は、各自治体の公式ホームページでご確認いただくか、直接各自治体にお問合せください。     ワクチンの比較   当院では不活化ワクチン「シングリックス」の接種を推奨しております。 ※下記の画像をクリックするとPDFが開きます。   副作用の説明や、予防接種を受けることができない方に関する詳細は予診票に同封のお知らせに記載されております。 必ずご一読のうえご予約ください。特に他院に通院中の方は、主治医の先生とご相談のうえご予約ください。     注意点   1.予診票がない場合、定期接種を受けることはできません。 2.他院に通院中の方は、必ず主治医とご相談のうえご予約ください。 3.過去に帯状疱疹にかかったことがある方も接種可能ですが、現在発症中の方は症状が落ち着くまで接種できません。 4.過去に自費で帯状疱疹ワクチンを接種された方で、助成接種をご希望の場合は、必ず主治医または当院医師へご相談ください。 5.他ワクチンとの同時接種が可能な場合もありますが、当院では別日の接種を推奨しています。同時接種をご希望の方は、事前に医師または看護師へご相談ください。   定期接種の詳細については、各自治体のホームページをご確認ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にスタッフまでお声かけください。   ▶練馬区公式ホームページはこちら ▶板橋区公式ホームページはこちら   【注意】 50歳から64歳までの方を対象とした帯状疱疹ワクチン任意接種助成事業は、令和8年3月31日をもって終了しました。   ただし、練馬区在住で令和8年1月~3月に50歳になった方のうち、接種可能期間が短かったため令和8年3月までに接種を完了できなかった方については、救済措置として令和8年7月31日まで接種期間が延長されています。 助成を受けるには新しい予診票の発行が必要となりますので、対象の方は練馬区へお問い合わせください。   板橋区の帯状疱疹ワクチン任意助成制度は、令和8年3月末で終了しています。 なお、定価での接種は期間終了後も可能です。 […]

  • 頭痛のない生活、体験してください

    【練馬区・板橋区の片頭痛外来】脳神経内科専門医による頭痛診療|頭部CT即日対応・抗CGRP抗体治療実施   片頭痛でお悩みの方へ   ズキンズキンと脈打つ頭痛 吐き気・光や音に敏感になる 月に何度も寝込んでしまう 市販薬が効かない 頭痛が心配で脳の検査を受けたい   その症状は”片頭痛(偏頭痛)“の可能性があります。 当院では脳神経内科医が在籍し、専門的な頭痛診療を行っています。 水曜日以外、毎日診療しております。(予約制ではありませんが、WEBにて当日順番受付も行っております。)   練馬区、板橋区で片頭痛の専門治療なら当院へ   頭痛にはさまざまな種類があります。 片頭痛 緊張型頭痛 群発頭痛 脳出血・脳梗塞などの二次性頭痛   自己判断は危険です。 当院では丁寧な問診と神経学的診察を行い、必要に応じて画像検査を実施します。   【脳神経内科専門医:麦島 真理医師】     【当院CT:16列マルチスライスCT(Supria Advance スプリアアドバンス)】   頭部CTを予約なしで当日検査可能   「いつもと違う頭痛」 「突然の強い頭痛」 「今までで一番痛い頭痛」   このような場合は、速やかな検査が重要です。   当院では    頭部CTを予約なしで実施  当日結果説明  脳出血・脳梗塞・脳腫瘍の確認   迅速な安心をご提供します。   ストレス検査・肩こり度測定にも対応   【ボディーチェッカー(ストレス・自律神経検査)】   【筋硬度測定】     片頭痛は ストレス 自律神経の乱れ 首・肩の筋緊張 と密接に関係しています。   当院では ストレス評価 自律神経機能検査 肩こり度測定 を行い、頭痛の背景を総合的に評価します。   抗CGRP抗体注射による片頭痛予防治療   【エムガルディ】   【アジョビ皮下注】   【アイモビーグ皮下注】   近年、片頭痛治療は大きく進歩しています。 抗CGRP抗体注射は、片頭痛の原因物質であるCGRPを抑える新しい治療法です。 15歳から注射が可能です。原則予約制です。 最近では同様の作用の、内服薬(ナルティーク)も発売開始しております 特徴  月1回の皮下注射  発作回数の減少が期待  従来治療で改善しない方に適応   慢性的な片頭痛(慢性片頭痛)でお悩みの方はご相談ください。 当院では注射実績が多数で、すでに頭痛が来なくなった方も多く、頭痛のない人生を体験できたと喜ばれております 次はあなたです。   片頭痛の治療内容   急性期治療 トリプタン製剤 鎮痛薬 制吐薬   予防治療 内服予防薬 抗CGRP抗体治療(注射・内服薬) 漢方治療 生活指導   よくあるご質問(FAQ) Q. 片頭痛と緊張型頭痛の違いは? 片頭痛は拍動性で吐き気や光過敏を伴うことが多く、気圧の変化、生理前後に頭痛がみられることもあります。緊張型頭痛は締めつけられるような痛みが特徴です。仕事の疲れが出てくる夕方頃に多く見られます。   Q. 頭痛でCTは必要ですか? 突然の激しい頭痛や、今までと違う症状がある場合は画像検査が重要です。   […]

  • 【再掲】2/26(木)午後 麦島真理医師休診および代診のお知らせ

      麦島真理医師が定例の感染対策連携カンファレンス出席のため、 2月26日(木) 15:00~17:00は、 麦島真理医師の診療(一般内科・脳神経内科)が臨時休診となります。 ※17:00~は通常通り診察致します。 当日の麦島真理医師の診療をご希望の方は、午前中にもしくは、17時以降にお越しください。   代診として、2月26日(木) 15:00~17:00は、 大里愛子医師が一般内科の診療をいたします。 ※予約制糖尿病外来にて大里医師を受診する方もいらっしゃるため、  午後の部は、WEB順番受付を停止いたします。  午後の診察をご希望される方は、直接ご来院ください。   その他、発熱外来やリハビリ等は午後も通常通り行います。   ※午前の診療は全て通常通りです  ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。  

  • 「ナルティーク」片頭痛発作の治療と発症を抑制するお薬

      2025年12月に発売された新薬「ナルティーク」は、片頭痛発作の治療(急性期治療)と片頭痛の発症抑制(予防療法)の両方を目的とした、日本で初めてのお薬です。   いままでは痛いときに服用する薬と予防の薬は別々の薬を服用する必要がありましたが、「ナルティーク」は国内では初の「発作時+予防」の両方に使える内服薬です。   いままで、トリプタン製剤が効かなかったり体に合わなかった方、注射が苦手な方など、従来の治療を諦めていた方にも、選択肢の一つとなるお薬です。   「ナルティーク」のはたらき   片頭痛は、三叉神経という神経からCGRPという物質が沢山出て、CGRP受容体に結合し、脳に痛みが伝わると考えられています。   ナルティークはCGRP受容体に結合することで、CGRPの作用を阻害します。これにより、片頭痛発作の治療、発症抑制の効果が期待されます。     つまり、痛みの原因物質が働くのを直接ブロックしてくれるお薬となっています。    服用の仕方   「ナルティーク」には2つの使い方があります。 急性期治療(発作時の治療)を目的とするのか、発症抑制(予防)を目的とするのか、どのような目的で「ナルティーク」を服用するかは診察時に医師とご相談ください。     片頭痛発作の治療のために服用する場合    片頭痛発作がおきたとき、1日1回1錠を服用してください。 服用できるのは1日1錠までです。 ナルティークを服用しても痛みが治まらない場合、その日のうちは追加で服用できません。   このお薬は「OD錠(口腔内崩壊錠)」という形をしています。これは、水なしで舌の上でサッと溶けるタイプのお薬です。水なしで服用できるため、外出や仕事中など、水が用意出来ない場合でもすぐに服用することができます。   片頭痛発作の発症抑制のために服用する場合    2日に1回(一日おきに)1錠を服用してください。   ナルティークは、痛みが無い日でも飲み続けることによって、片頭痛発作をできるだけ起こさないようにするお薬です。 飲み忘れた場合は、気付いた時点から1日おきに服用を再開してください。   発作時と予防、両方の目的で服用する場合    1日1回1錠まで服用することができます。 「ナルティーク」は医師とご相談の上、痛みが起こった時だけでなく、痛みがないときも発症抑制のために飲むことができるお薬です。   2つの目的で「ナルティーク」を服用する場合、服用前に必ず以下の点をご確認ください。 ①その日すでに「ナルティーク」を服用している場合 →その日のうちは追加で服用はできません。   ②その日まだ「ナルティーク」を服用していない場合 →服用できます。   発症抑制のための服用を忘れた場合は、気付いた時点から1日おきに服用を再開して下さい。    服用にあたってのご注意   「ナルティーク」の服用中に、以下の様な副作用があらわれることがあります。 これらの症状があらわれた場合は、医師にご相談ください。 重大な副作用 : 過敏症 ナルティークの服用直後~数日後に、呼吸困難、発疹などがあらわれることがあります。   その他の副作用: 便秘 排便の回数が少ない、お腹が張って苦しい、などの症状があらわれることがあります。      価格   2025年12月現在、ナルティークの薬価は1錠あたり約2,923円です。 健康保険で3割負担の方の場合、1錠あたり約880円の自己負担となります(別途、診察料、調剤料等がかかります)。 新薬のため1回の処方は14日分までになります。(令和8年1月現在)       頭痛治療にはいくつか選択肢があります。大切なのは、患者さんお一人おひとりの状態をしっかり見極め、その方に最も合った治療法を選ぶことです。トリプタンが合っている方もいれば、ナルティークの方が良い方もいます。 辛い頭痛でお悩みの方は、是非一度当院にてご相談ください。 頭痛でお悩みの方は、水曜日以外毎日、脳神経内科で診療しております(受付時間などはこちら)。   WEBで当日の診療順番予約も取れます(順番予約はこちら )。 ※上記順番予約はご自宅や外出先からあらかじめ診察の順番を取得するもので時間帯を指定してのご予約はできません     ご興味のある方は下記もご参考にしてください。 ★当院Blog その頭痛、もう我慢しないで(https://mugishima-clinic.com/blog/7395/) ★外部サイト「ナルティーク服用患者さん専用サイト」https://www.nurtec.jp ★外部サイト『片頭痛.info』)

  • アルツハイマー型認知症の方へ、 貼るお薬「アリドネ®パッチ」処方してます

      アリドネ®パッチは、アルツハイマー型認知症でみられる記憶障害などの症状の進行を遅らせるお薬です。 1日1回貼付する貼り薬ですので、経口薬(飲み薬)の服用が困難な患者様や、介護者による服薬管理の負担軽減が期待されます。 飲み忘れが多い方、薬を上手く飲み込めない方などに向いています。   当院の脳神経内科では、認知症の診断・治療を実施しております。 まず問診を受けていただき、必要に応じて頭部CTも同日予約なしで実施いたします。 アルツハイマー型認知症と診断された方には内服薬や貼付剤の処方を行っております。 アリドネ®パッチは、2023年4月に発売されたお薬です。発売当初は処方日数の制限がありましたが、2024年4月より長期処方も可能となっております。   お薬を継続して使用することで、症状にすぐに変化が見られずとも、何も治療しない場合に比べ 症状の進行を遅らせることができると考えられています 。   アリドネ®パッチの特徴   ♦皮膚に貼るお薬です。   このお薬は、皮膚から有効成分が吸収される貼り薬 (パッチ剤)です。   皮膚に貼ると少しずつお薬の成分が体内に吸収されます。   体内に入った有効成分は、血液の流れに乗って脳で働きます。 ♦貼り薬なので、飲み薬の服用が難しい方でも使用できます。 ♦1日1回、24時間ごとに貼りかえます。 ♦お薬に、貼る日付と時間を記入できます。 ♦お薬の使用状況を目で見て確認できます。   アリドネ®パッチが向いている人   ♦飲み忘れが多い方 ♦薬を飲むのを嫌がる方 ♦薬が上手く飲み込めない方   アリドネ®パッチの種類   ♦1日1回1枚の貼り薬(パッチ剤)です。 ♦お薬の用量は、症状に合わせて設定されています。医師の指示通りに貼ってください。 ♦必要に応じて医師の指示のもと、増量することがあります。   *画像はイメージです。  実際の大きさとは異なりますので、ご注意ください。   アリドネ®パッチ 27.5mg  8.1cm×8.1cm   アリドネ®パッチ 55mg   8.9cm×13.4cm  アリドネ®パッチには2種類の大きさがあります 。 サイズが大きいほうは、含まれているお薬の量が多くなっています。   認知症の治療や投薬管理に不安がある方は、ご本人様はもちろん、家族の方のご相談も承っております。 アリドネ®パッチに関しましても、ご検討中の方はまず脳神経内科外来(水曜日以外の平日、土曜日午前)の医師にご相談ください。   当院では練馬区のもの忘れ検診も実施しております。 区からの受診券がお手元にある方は、この機会に検診を受けてみてはいかがでしょうか。ご予約は不要です。 【受付期間】令和7年5月1日~令和8年2月28日 【対象者】70歳以上の練馬区民の方 (受診券は70歳・75歳の方に送付済み、それ以外の方は要申請) 詳しくは、下のBlogをご参照ください。 『練馬区もの忘れ検診(無料)のお知らせ』   認知症外来についてはこちらもあわせてご参照ください。 ・認知症外来は脳神経内科(水曜以外)へ ・MCI(軽度認知障害)を見逃さないために

  • 【再掲】11/27(木)午後 麦島真理医師休診のお知らせ

      麦島真理医師が定例の感染対策連携カンファレンス出席のため、 11月27日(木)は午後のみ、麦島真理医師の診療(一般内科・脳神経内科)が臨時休診となります。   代わりまして、11月27日(木)午後の部(15:00~18:00)は、 大里愛子医師が一般内科の診療をいたします。 (脳神経内科に関しましては、午後休診といたします) ※予約制糖尿病外来にて大里医師を受診する方もいらっしゃるため、  午後の部は、WEB順番受付を停止いたします。  午後の一般内科をご希望の方は、直接ご来院ください。   当日の麦島真理医師の診療をご希望の方は、午前中にお越しください。   発熱外来やリハビリ等、真理医師の診療以外は午後も通常通り行います。   ※午前の診療は全て通常通りです  ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。  

  • 【要注意】帯状疱疹ワクチン(シングリックス)の助成接種は年内に

      お伝えしたい要点 ♦ 帯状疱疹ワクチン(シングリックス)の助成接種の期限は2026年3月31日まででございます。≪要予約≫   ♦ 間隔を2か月以上空けて2回の接種が必要なので、2回目の接種を3月31日までに終えてください。≪要予約≫   ♦ 2026年1月31日までに1回目を打ち終えないと、2回目は自費になる可能性がございます。   ♦ 本年度、国の定期接種対象の方(65歳から上に5歳刻み+100歳以上)は今回を逃すと助成接種できなくなる可能性があり、現状5年後の助成予定はございません。   ♦ 練馬区の任意接種対象の方(50~64歳)も来年度以降練馬区が助成を継続しない可能性がございます。     帯状疱疹ワクチンの助成接種は年内に1回目を 現在、当院では帯状疱疹ワクチンの助成接種を実施しております。 国の定期接種・練馬区の任意接種ともに助成期限は、本年度末の2026年3月31日まででございます。 当院が推奨しているシングリックスは、2回の接種が必要ですが、間隔を2か月以上空けなければなりません。 シングリックスの助成接種をご希望の方は、必ず1回目を2026年1月31日までにご予約ください。 予約制のため、混雑状況によってはご希望の日にちをお取りできない場合もございます。 (ご予約に合わせて在庫を確保いたしますので、ご予約日から接種日までは1週間程度お時間を頂戴しております) まだ一度も助成接種を受けていない方は、1回目を年内にご予約いただくことをおすすめいたします。     国の定期接種の対象者の方 国がひとまず5年間限定の定期接種を予定しているため、以下①~④に当てはまる65歳以上の方に関しては、本年度を逃すと、二度と助成接種ができない可能性がございます。 ※自費による接種は可能です (例:本年度65歳を迎える方が、5年後70歳を迎えるときに再び対象となるわけではございません)   ①本年度65歳を迎える方(今後は65歳定期接種となる予定) ②接種日時点に60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害で障害者手帳1級程度の障害がある方 ③本年度70・75・80・85・90・95歳の年齢を迎える方  ※令和11年度まで(5年間)の特例措置 ④100歳以上の方  ※本年度のみ    65歳  昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生まれ  70歳  昭和30年4月2日~昭和31年4月1日生まれ  75歳  昭和25年4月2日~昭和26年4月1日生まれ  80歳  昭和20年4月2日~昭和21年4月1日生まれ  85歳  昭和15年4月2日~昭和16年4月1日生まれ  90歳  昭和10年4月2日~昭和11年4月1日生まれ  95歳  昭和5年4月2日~昭和6年4月1日生まれ  100歳以上  大正15年4月1日以前の生まれ 対象の方には6月下旬ごろに予診票が郵送されておりますので、ご確認ください。   練馬区の任意接種の対象者の方 以下①②に当てはまる練馬区民への助成に関しては、来年度以降の継続は未定と区が公表しております。 本年度を逃すと、65歳で国の定期接種を迎えるまで、助成接種ができない可能性がございます。   ①本年度50歳を迎える方(予診票が発送済みなので誕生日の前日から接種可能) ②本年度51~64歳を迎える方(予診票が届かないので発行手続きが必要)  ▶『予診票発行の手続き』  ※予診票の発行には2~3週間ほどかかります     費用 国・練馬区ともに約半額程度の助成を実施しております。   ♦ 生ワクチン「ビケン」  【1回接種】  当院定価:1回 8,800円  助成後:自己負担金 4,000円のみ   ♦ 不活化ワクチン「シングリックス」 【2か月以上空けて、6か月以内に2回接種】  当院定価:1回 22,000円(2回で44,000円)  助成後:自己負担金 1回 11,000円(2回で22,000円)のみ     ご予約方法 ♦ お電話(03-3550-2256) ♦ 窓口(診察でご相談いただいても構いません)   上記いずれかの方法で「帯状疱疹ワクチン(どちらの種類・何回目)の助成接種希望」とお伝えください。  ※帯状疱疹ワクチンに関してはWEB予約を実施しておりませんのでご了承ください     詳しくは 下記BLOGに、各ワクチンの比較表や注意点、当日の持ち物など詳細をまとめてございます。 厚生労働省や練馬区の公式HPへのリンクもございますので、ご予約の方は必ず一度ご確認ください。 【予約制】令和7年度 帯状疱疹ワクチン助成のお知らせ(再掲)  

  • 認知症外来は脳神経内科(水曜以外)へ

      当院では、麦島 真理医師の脳神経内科(水曜以外・予約不要)にて認知症外来を実施しております。 認知症の程度がわかる簡単な問診はもちろん、必要な場合はその日のうちに頭部CTを撮影し、すぐに治療を始めることができます。 無料の練馬区もの忘れ検診も2026年2月末まで、認知症外来で実施しております。 もの忘れや注意力の低下、整理整頓ができなくなったなど気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。 ご家族の方からのご相談も承っておりますので、一度ご本人様とご一緒にお越しください。   認知症外来(脳神経内科)について 日時:午前)月・火・木・金・土 9:00~12:00 (受付 8:45~11:30)    午後)月・火・木・金   15:00~18:00 (受付 14:45~18:00)    ※水曜は脳神経内科は休診(一般内科・専門外来のみ診療) 予約:不要    ※ご自宅や出先で順番を取れるWEB順番受付はご利用いただけます     (▶WEB順番受付 ▶LINE友だち登録からも利用可能)     練馬区もの忘れ検診について 当院では無料の練馬区もの忘れ検診を予約不要で実施しております。 詳細は下記BLOGをご参照ください。 ▶『練馬区もの忘れ検診(無料)のお知らせ』     MCI(軽度認知障害)について 「脳の機能が健康な状態」と「認知症」の中間の段階を『MCI(軽度認知障害)』といい、認知症から健康な状態へ戻ることは難しいですが、MCIからは戻る方もいらっしゃいます。 早期発見・早期治療のために、下記BLOGをご参照ください。 ▶『MCI(軽度認知障害)を見逃さないために』    

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